「チャンドラ」 エッチドクォーツ(蝕像水晶)Withフックサイト
¥26,000
SOLD OUT
「チャンドラ」
パキスタン・バルティスタン州スカルドゥ産
エッチドクォーツWithフックサイト
105×70×62mm
417グラム
Ψ Ψ Ψ
~About スカルドゥ3兄弟.
「スカルドゥ3兄弟」として迎えた3つの石たち。
スカルドゥはパキスタン北部、標高2400メートルに位置する山岳地帯。ヒマラヤ山脈にある世界第2位の標高をもつ「K2」の起点となる町で、北方にはカラコルム山脈を臨み、その周辺は「神々の山」と呼ばれているそう。多種多様で個性的な宝石・鉱物が産出される山でもあり、クリアな透明感と光の輝きが特徴的なヒマラヤクリスタルです。
こちらの石たちは強烈にご縁を感じてしまって迎えたもの。初めは「シヴァ」と名付けたクリスタルのみ迎えようと思っていたのですが、これを迎えるのならば、どうしても…と感じてしまい、清水の舞台から飛び降りるつもりで迎えた、素晴らしい方々です(笑)
いずれの石もそれぞれに異なる響きを持ったキャビネットサイズ。私が「テンプルクリスタル」と呼んでいる、神殿や寺院のような佇まいの石たちです。
それぞれにパキスタンとはお隣のインド神話から、「シヴァ」「スーリヤ」「チャンドラ」と名付けたこの石たちですが、それは偶然ですが日本神話の「三貴神」、「スサノオ」「アマテラス」「ツクヨミ」と性質は同じものです。ので、それらの元型的な神々を重ねていただくのもGoodだと思います。また、こちらで名前は付けているものの、石をそれに限定せず、持ち手の方が感じる石がその石そのものですので、どうぞ自由に交流してくださればと思います。
今回、ご縁を感じて迎えたこの3つの石たちはどれも個性的で本当に素敵です。ひとつ置いておくだけでも、その空間にある雰囲気、響きをもたらしてくれるのでは、と思えるセレクトで迎えました。
また、この石たちは太陽の光がとても好きです。お迎え下さる方はたまに太陽光にあてて頂くとよいかも知れません(チャンドラは月の光も好きです)。
小さな神殿、寺院のように心強く頼もしい働きをしてくれるクリスタルとして、それぞれの石に調和したそれぞれの響きを丁寧にアルケミーしていきました。
~About Crystal.
ファセットに無数の蝕像を刻んだエッチドクォーツ。こちらはシデライトが抜け落ちた痕だそう。繊細な響きのするこの石ですが、正面に開けた扉のような個性的なクラック、そしてファセットに内包されるグリーンのフックサイトがとても独特な味わいを出しています。
*
このクリスタルはファセットに刻まれた無数の蝕像模様が何よりの特徴で魅力です。
こちらはシデライト(菱鉄鉱)が抜け落ちた痕のようなのですが、小さな鳥の足跡のような模様が無数に刻まれ、所々にシデライトのブラウンの成分を残しています。
エッチドクォーツ(蝕像水晶)はクリスタルが成長過程で外部から何らかの干渉や影響を受け、表面がボコボコと変化したもの。その独特な姿はとても個性的で、この蝕像に一目惚れしてしまいました。とても神秘的ですよね。
*
美点の多いこのクリスタルですが、目を引くのは柱面をまたぐように口を開けている烏瓜(からすうり)のような形状のクラック。鉄分由来の成分なのか、その縁取りは薄っすらとゴールドの輪郭を描いています。
初めにこれを眺めていたら「袈裟を着て両手を広げているマリア」に見えてしまって…以来、そのようにしか見えていません(笑)
西洋絵画などで描かれている、なだらかな肩で両手を下に広げている、伏し目の聖母に見えてしまったのでした。クラック内部は光に当てるとキラキラと細かな白銀が輝いて美しいです(特にマリアのお腹の部分)。
また、このクラックを鼻に見立てると、角度にもよるのですが不思議にこの石自体が「クリスタルスカル」のようにも見えてきます。ちょうどそのような角度で自立しますし、後頭部もありますし、とても神秘的です(笑)
*
この石の魅力のもう一つはファセットに内包されているフックサイト(緑雲母)。
どこか銀色がかったような渋みのあるグリーンが細かな砂の粒子のように広がっているのですが、光の加減で紫を主とした虹の煌めきが石肌との狭間にたくさん広がり、非常に美しいです。
癒し要素の強いと云われるフックサイトですが、確かにより繊細で優しい響きを調和するようにこの石に添えてくれています。
キャビネットサイズのこのクリスタルですが、正面から見るととてもすっきりとした形状。後頭部の方へ奥まった面立ちをしています。
~About Alchemy.
どことなく神秘的でミステリアスな佇まいを持っているこのクリスタルは、「チャンドラ」と名付けました。チャンドラはインドの光と月の神。別名を「ソーマ」とも呼ばれているのですが、ソーマは神々が口にする霊薬の水で、その世界観もこのクリスタルの雰囲気とどこか似合います。
初めにこの石を前にして想像していたのは「水と月」。月、そのものというよりは青白く降り注いでいる月の光のようなイメージでした。キャビネットサイズの石ですが、とても繊細で柔らかい響きを感じていました。
中性的、というのでしょうか。女性でもなく男性でもない、また両方でもある、とても神秘的なフィーリングを感じる石だと思います。三貴神で言えば「月読(ツクヨミ)」にあたるこの石ですが、私の中では正にそんなイメージです。
繊細だけれど凛とした響きと知性をもっていて、どことなく優美。だけれど力強くもある。
アルケミーに届いていた響きはオパールのような煌めきと艶のある白で、円形状にポーーーン...と広がっていくような柔らかい響き。
感性、感受性を受容し「そのままでいい」と言ってくれるような、繊細でキメの細かいものでした。「傷つきやすい人」のこころを底から掬って洗ってくれるような、とても優しい石のように思います。
*
石の説明にも書いていますが、私には「鼻」部分のクラックが「マリア」に見えています…(笑)とてもなだらかな肩をして、両手を広げているマリア。
そんな個人的な感じ方ではありますが、この石に聖母やマリアのイメージを重ねて交流するのもよいと思います。またはハニエルのような、月のリズムと感性、感受性にかかわる天使も。
薄っすらゴールドの縁取りも素敵で、何よりクラックのきらめきが美しいです。きっとこの場所にも虹が出るのではないかな?と予想しています。
女性的な感性をもちつつ男性的な芯も感じる不思議なこの石ですが、月の光のように、静かにクリアに内在する感受性を刺激するフィーリングや、「水と月」という元型的なイメージを感じます。
また、他のスカルドゥの兄弟たちも然りですが、とても「語りかけ」を感じるクリスタルでもありますので、ぜひ静かに交流してみてほしいと思います。正面から向き合っているとサードアイにピコピコと非言語のテレパシーを送ってくれているような感覚があります。
*
恐らくこの石のものだろう、という夢をある日見ていたのですが、それはこの石が擬人化した人物ととても美しい満月と海を眺めているのですが、その月の上には光の粒子群を零しながら流れるオレンジ色の流星が幾つもあって、…という、非常に美しい夢でした。
クリスタルスカルも然りですが、何か潜在意識や無意識に向かって語りかけてくれるようなフィーリングをこの石には感じます。
*
シデライトの蝕像痕も独特でとても素敵ですし、フックサイトの渋い緑色の煌めきも素敵。それらの特性が一つの世界観を作りだしていて、とても美点の多い石だと思います。クリスタルスカルのように斜めに自立し、何よりキャビネットサイズでこの神秘的な雰囲気なので、不思議で、優美な存在感をもっています。そしてとても優しい石です。
神秘的で繊細な感性をサポートしてくれるようなこのクリスタル。お勧めです。