ロシアンレムリアン、フルファセットレコードキーパー&レインボー&ウィンドウ
¥450,000
SOLD OUT
- 店主's memo
東京ミネラルショー2022(池袋)アイテム。詳細はこちらよりどうぞ。
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2022/12/10/204302
ロシアンレムリアンについてはこちらよりご覧ください。
文章は以前書いたものですが、こちらにも写真をたくさん掲載しています。
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2022/03/15/101804
なんとなんと…!
ミネラルショーでロシアンレムリアンと出合ってしまいました。
この驚きの出合い。
ひと目見た時にこの石の美しさにびっくりしてしまい、そして何だか運命的なものを感じてしまいました。
普段あまり清水(きよみず)の舞台から飛び降りるようなことはしないのですが(笑)言葉でも理屈でもなくビビ!っときてしまったもので、えいっとお迎えさせて頂きました。
そしてこの石は虹石屋を渡る準備のあった石だとも感じるのです。
(ロシレムなら尚更、そうでなければ無理にお迎えしたりはしなかったですね)
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ご覧いただけます通り、「ほんとにロシレム?」とも思えるこの透明度。
片側半分はくぐもっているのですが、もう半分は驚くほど透明度が高いです。
多くのロシレムは、擦りガラスのようにくぐもっていて、そして骨董品のような、いかにも古めかしさを感じるような佇まいをしています。
なのですが、(店主が知る範囲ですが)日本に流れてきたそれらのロシレムは、2~3期に運ばれてきたという話があり、初期採掘されたものはこの石のように透明度が高いと聞いたことがあります。
(真偽はわかりません)
この石がどのような採掘時期の石なのかはわかりませんが、もしかしたらそちらの初期グループのものなのかも知れません。
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多くのロシレムは地球最古の女神がそのまま石になったような石ですし、実際の石の年齢としても世界最古のもののひとつだといわれていますが、こちらはまるで「永遠に若いまま」の姿のような、またはややゴールドがかった姿が「ロシレムの王子さま」のようでもあります。
そして。何といっても「THE ロシアンレムリアン」という雰囲気の、素晴らしいレコードキーパーが山ほど刻印されています。なんとすべてのファセットにです。
ファセットによって出方の強弱、多い少ないはあるのですが(数個ほどがポツリと出ている面も)、その多くはファセットを覆う鱗(うろこ)のような形でその記録を露わにしています。
(こちらは上記のブログ記事にて全面を映していますのでそちらでご確認ください。レコードはその全体を捉えることが難しいのですが、実物は写真以上に三角形が表れています。)
それぞれのファセットにレコードの表情があるのも、またいいですね。
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鉱物的特徴としては、リモナイトによるイエローを付着させていて、結晶がややゴールドがかって見えること。
こちらはブログ先の黒の背景の写真だと色味が強調されて見えていますので(色加工などはしていません)、日陰で撮影したものと、動画もぜひご確認ください。
実物もゴールドがかっていますが、室内などだともう少し落ち着いた色合いです。
また、この石は羽のようなとても美しいクラックと正面にもクラックを出しているのですが、角度によってそこ(主に中央のクラック)に綺麗な虹の光を見せてくれます。
クラックは、時に「石の意思」を感じる素敵なものであるのですが、こちらも正に。
石の精霊がその世界に象ったような美しいクラックだと個人的に感じます。
よくあることですが、石と絆を深めるにつれてクラックが増えて、そこに新しい虹が生まれそうな雰囲気もありますね。
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それから、正面のファセット。
(根元に他のクリスタルが剥離した痕がある面です)
虹石屋では「ダブルフェイス」と呼んでいる2つの面が正面に向いているタイプなのですが、それを綺麗に分かつように・または統合するように、ダイヤ型の「ウィンドウの痕」のようなものが見られます。
ウィンドウ、と言ってしまうには何故か剥離したように、または蝕像をうけたようにザラザラになっていますし、他のクリスタルの剥離痕ともちょっと様相が違うような…
おそらくウィンドウだと思うのですが、、この素敵なダイヤシェイプも、この石の魅力のひとつです。
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この石が不思議なのは、そんな風に中央からウィンドウが両側を橋渡ししているようでもあることと(そしてその下から虹が出ていますし)、
左半分の3面はものすごく艶やかで瑞々しく透明感ある石肌をしているのですが、右半分の3面はロシレムらしい、「象のシワ」のような立派なリッジとくぐもり方をしているのです(主にそちらの3面にリモナイトが付着しています)。
まるで1つの石で永遠の若さと老齢さの叡智を体現しているよう。
ダブルフェイス、そこから出ているレインボー、左右で異なる雰囲気の石肌。これらの石の物理的な符号(Sign)が、すごく、面白いです。
バランスや、統合。融合や、融和や調和を体現しているのでしょうか。
大いなるBALANCE。
上から見た時も、かなり均整とバランスのとれた結晶だということがわかります。
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ロシアンレムリアンはとにかくドラマティックで、物語性や、持ち主との絆を感じる石だと思います。
こちらも「外に放つ」というよりは「内に秘めている」という雰囲気。
どんなストーリーと絆をもっているのでしょうか。
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この石のセラーは日本の方で、オーナーの方が大のロシレム好きだそう。
その昔たくさんお迎えした中で今日まで残っていた(のか秘蔵にされていたのか笑)ものだったそう。
(もう1点、これより大きなものもあったのですが、そちらもとても素敵でした)
ロシレムは、今では本当に得難いご縁です。
もう出合わないか、ご紹介することもないかなーと思っておりましたが、今回運命的に(?)出合ってご縁を感じてしまったので、ご紹介させて頂けています。
そして。
プライスですが、ものすごーーーく、ロープライスにさせて頂けています。
セラーの方とこのロシレムに興奮しつつ色々話している内に、情熱をくみ取ってくださったのか(笑)かなりお安くしてくださいました。
+、こちらでもそこから更に下げています。
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あまりこちらの主観を挟まずに、この石にご縁を感じる・惹かれる方にお迎え頂けましたら。
ロシレムは基本的にその古めかしさが魅力ではありますが、こちらは石として見た時にもハイクオリティ。
とてもとても、美しくて、艶やかで、素晴らしいロシレムです。
素敵なご縁となりましたら幸いです。
※証明書などは付属しません。また、おそらくCrystal Cave社、またはガイガー氏から引き取ったものだと思うのですが、ルート自体は(すみません、確かめるのを忘れました)わかりませんので、それらをご承知おきの上、お求めくださいませ。
- Detail
ロシア産
95×44×52mm
384g
*ページ下部に動画をご用意しています(日陰&日向の2本)。BASEアプリよりご覧の方はこちらよりどうぞ。
https://youtu.be/EluQyqaPF4c
https://youtu.be/Ja5oiDImTw4