虹石屋

※エレスチャルという鉱物についてはサイト内ブログにて綴っています。エレスチャル誕生のプロセスなど、どうぞ併せてご覧くださいませ。

「エレスチャルという石　～栄養豊富な始原の海で生まれたクリスタル」
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2020/07/31/152717


今回の仕入れグループの中でとりわけこころ惹かれてお迎えした、3点のエレスチャルたち。
「エルダーズ（長老）シリーズ」としてご紹介いたします。


～About Crystal.


赤々としたゲーサイトの生命力が美しい、レッド・エレスチャルクォーツ。

エレスチャルらしく、まるで有機生命体のようなとても神秘的な姿をしています。

ダブルターミネーター（両錐）の石肌は非常に透明感があり、これだけ内包物が多めの印象でも、光にかざすと向こう側が透けるほど。

正面に拓けた柱面からは内包物が酸化した赤いゲーサイト（針鉄鉱）の世界が覗えます。

オレンジブラウンの色合いは、部分によってまるで血が通っているような生命力を感じる雰囲気でもあり。内部には踊る羽のようなインクルージョンたちも。

一体どのようなプロセスで？と感じるような内側の世界は、石ではない生命のようで、ただただ美しく。
たまに表現する「鉱物版アクアリウム」を眺めているようで（ミネラリウムと名付けましょうか）、このクリスタルが誕生して・育った物語性をとても感じてしまいます。

ところどころは深いスモーキーカラーに。
こちらは墨汁を垂らしたようにとても深く、どこか温かみのある風合いが素敵です。

背面は「ジャカレー」になっていて、いくつかの結晶たちが上に伸びていくようにニョキニョキと育っているのですが、そのゴツゴツとした姿がエレスチャルらしく、ワイルドで美しいです。

また、に光にかざすとさまざまな場所から鮮明な虹が覗えます。
とっても握りやすいサイズなので、手にもっての瞑想にも。

＊

何より、とにかく美しいレッド・エレスチャル。

ここまで透明度の高いエレスチャルも珍しいですし、ゲーサイトの赤みも美しく、眺めているとただただその神秘の鉱物世界に惹きこまれてしまいます。

神秘的な姿はどこか宇宙的でもあり。
特別な雰囲気の、美麗エレスチャルです。


～About Energy.


仕入れ先で一目惚れして迎えたこちらのエレスチャル。

本当に…
なんとも言えず、この姿、そしてゲーサイトの生命そのもののようなレッドが美しいです。唯一無二と言ってもいいのではないかな？

仕入れ先で見ていた時はこの姿から「どんなにパワフルで大地的な響きなんだろう」と思っていたのですが、交流してみると感じられたのはとてもクリアーな響きでした。

それは「繊細でクリア」というのかな、
エレスチャルって他のクリスタルたちとはまた違うユニークな響きがあるのですが、この石からはとても繊細で・だけれどただただクリアーな、心地よい響きが感じられます。

こんなに赤くてスモーキーな姿なのに、それがとても不思議でした。

＊

シンプルに「波動が高い」、という言葉がしっくりとくるこの石。
バイブレーションが高い、というのでしょうか。とても気持ちのいいクリアな響きがやってくるのですが、エレスチャルが「天使のギフト」と呼ばれるのもわかるような気がしました。

それは手しているとスーーっと一段高い所へ運んでくれるもので、このエレスチャルは特に素晴らしいパートナーストーンとなってくれる石。唯一無二の相棒のように傍に置いておける石だと感じます。

＊

この石を手にして想起するのは「虚空の中にたくさんの叡智がある」ということ。
まるでアカシックの領域のようですよね。

エレスチャルがもっているこの独特な響きは何なのだろう？
とよく感じてみると、それはきっと「何もない無という光」として表されるような響きで。
虚空としての光、空洞としての光。
言葉で表現するのが難しいのですが、「空っぽであることの光」というようなもの。

通常、クリスタルは外側に向けてその光を放射してくれる感覚があるのですが、エレスチャルの場合はそれがもっと独特のパターンで、内側に秘めた感覚。

＊

これは私たちと石との間に起こる響き合い、共振する領域の違いのようなもので。
エレスチャルはより内側の部分、「内側にある空洞（スペース）」からクリアーに働きかけてくれる印象を受けました。

それは外側から清浄化されるというより内側からクリアになるような心地よさ。

＊

エレスチャルって骸骨水晶と呼ばれるように内側が空洞になっているものも多いですが、その姿が現しているように骨組みを残しつつそのスペースをクリアにしてくれる感覚。

内側から整えてくれるオーガナイザーとも言えるかも。
きっとこの石も見た目の割に軽いので、空洞になっている部分があるのではないかな？と思います。

＊

そしてこの石からは、やっぱり叡智を感じる部分も。

また、ジャカレー部分はそれぞれが小さな石のスピリットたちの部屋のような雰囲気で、とても素敵です。まるで多次元のアパートのよう。それぞれの結晶に素敵な世界が広がっています。

そしてなんとなくこの石のフォルム、横から見るとインド法具の「ヴァジュラ（金剛杵）」のようでもあって素敵なのですよね（笑。渋すぎでしょうか）

＊

とても美麗な、赤くてスモーキーなエレスチャル。
手にしているとその繊細でクリアーな波動がとにかく気持ちいいです。

「生と無が共存したような石」、とメモには残しているのですが、まさにそんな風な印象で、「赤と虚空の長老」と名付けました。

（今回のエレスチャルシリーズはみんな名前に「～の長老」がつきます。笑）

ここでの「虚空」とは何もない暗闇ではなくて、その中にたくさんの光をもった無限の可能性の宇宙のようなもの。

本当に、唯一無二の存在感だと思います。
素敵なパートナーストーンとして、また美石コレクション、鉱物サンプルとしても。

店主おすすめのエレスチャルです。


ご縁をお待ちしております。


～Dtails.

ブラジル産　
レッド・エレスチャルクォーツ

90×36×32mm
146グラム