ピンクアイスクリスタル(トライゴーニック、C面) ~Trigon Spirits~
¥16,600
なら 手数料無料で 月々¥5,530から
- 店主's memo
(大阪ミネラルショー2025アイテム)
お久しぶりの登場です、北インドのマニカラン、一説には氷河が溶けたあとの大地から発見されたといわれている「アイスクリスタル(ニルヴァーナストーン)」。今回はまとめて4点もお迎えすることができました。
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アイスクリスタル、好きな石なのですが最近ほとんど見かけません(もう採れていないのかも知れませんね)。こちらもすべてオールドストックだそうです。
この産地のアイスクリスタルの特徴は、鉄分によって石がピンクレッドに色づいていること。蝕像をうけて溶かされたことによって、▽▽▽のトライゴーニックが出ているものが多いこと。そしていわゆる「C面」といわれる第7のファセットがトップに出ていること、などです。
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そんな風にマニカランのアイスクリスタルはここにしかない魅力がたっぷりなのですが、やはり特筆すべてきはトライゴーニックかな?と。
今回の石たちはみんなトライゴンを刻んでいます。
(トライゴーニックについてはこちらより)
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2024/03/23/112859
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2024/04/22/143949
トライゴーニックといえば主にブラジルのグループや、最近ではモンドでも目立っていますが、このマニカランにはマニカランのグループだけが持つ、オリジナルの記録や物語があるのでしょうね。
北インドのあのエリア一帯は、何か特別に物語のあるスポットのようにも思えます。
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また、マニカランのアイスたちって溶け方がつよめのものが多くって(ほとんど原型をとどめていないものもあります)、個人的にはとても好きなのです。
かなりダイナミックに、浸食するように蝕像をうけていて、火と水(熱水)の洗礼をうけて、それでもしっかり水晶のカタチをとどめていて、トライゴーニックを露出させていて。
どちらもかわいい塑像のような溶け姿が素敵なのですが、氷河のなかに閉じこめられていた古代の記録(トライゴーニック)を露にしてもいるようで、とても神秘的だし、物語性のあるクリスタルだと思っています。
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これまでもほんの数点ご紹介できたのみですが、こんな風にまとめてご紹介できる機会はとてもレア+美しいものを厳選しました。
素敵な出会いとなりますように。
以下は個別の文章になります。
(トライゴーニック部分に関しては写真を拡大して頂くとより細かな▽がわかりやすいかと思います。また、ピンクアイスクリスタルのお色って日向と日陰で印象が変わりますので白いボードを背景にしたもの(日陰)もどうぞご参考にされてくださいませ)
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こちらは鉄分によるピンクカラーがよく出ている1点。
クリスタルの深層部までザリザリと溶かされた姿がたまらくなく素敵です。また、トップには細かくセルフヒールドしたようなC面が出ています。
正面ファセットと思われる面にクッキリとした▽が少なくとも5つほど出ていて、小さいものを数えるとさらに。その左隣にも、「きっとトライゴンなのだろうな」と思うかなり刻みの深い大きな窪みが。さらにその左隣にも、逆3角形のパターンがいくつか出ています。
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なんだかとっても愛らしい、生きもののような姿のこちら。
惹かれたのはこの溶けっぷりと、美しいピンク色の姿。そしてトライゴーニックたちでした。
なんだか、たくさんの光の記録をもっていそう…と感じさせる佇まい・雰囲気をしています。うっすらと透明感のあるピンク色の内側も優し気。
とても有機的だけれど、光の情報を見えないホログラムのようにたくさん有していそうな、素敵なアイスです。
特徴がすべて出ているので、このエリアのアイスクリスタルに惹かれる方にもお勧めしたいかわいい1点です。
- Detail
北インド、マニカラン産
56×27×34mm(高さ×横幅×奥行き)
64g
*動画はページ下部より。BASEアプリよりご覧の方はこちらのリンクをご参照ください。鉱物的特徴、お色味や自然な欠落部分、カケなどは写真・動画でご確認ください。
https://youtu.be/hVeDF8YN0MU?si=3ZZCsm1cmgQqbBqm
*ご注文に関するご注意事項。お目通し頂けますと幸いです。
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2023/10/19/230857