2021/11/12 09:07










もう2度と出回ることはないだろうといわれていたオリジナル(オールド)レムリアンシード。

これは石たちの選んだ時なのでしょうか。
風の時代の今、奇跡のように沢山のオールドレムリアンたちが世界に再び現れました。


レムリアンシードと呼ばれる石については以前のこちらの記事に綴っています。


これまで、何度か「オリジナルのレムリアンはありますでしょうか」とお尋ね頂いたことがありました。
ですが、「オリジナルは全て出回って久しいと聞きますので、コレクターなどが放出しない限り、もう出てはこないと思います」とお答えしていました。

それがまさか今、この時にオリジナルレムリアンたちが再び現れるとは。誰も予想していなかったと思います。

仕入れ元の話によるとオリジナルレムリアンが発見された当時、その石たちを仕入れたある国の業者さんがストックしていたものが今の今まで奇跡的にそのまま残っていたそうです。

つまりオールドストックのようなものですが、おそらくその時はまだこの石に「レムリアンシード」という名がつく前の話で、そのような石だとも知らずにずっと倉庫に眠らせていたよう。

それを今年になって仕入れ元の方が偶然に発見し、日本へやって来たということのようです。

また、念のため当時のレムリアンシードを知るプロフェッショナルな方数名に見てもらったところ、「これは間違いなくオールドレムリアンシード」だというお墨付きを頂いたそうです。

(仕入れ元の代表も、もともと当時のオリジナルを存じていたと記憶しています)

オリジナルのレムリアンたちは、「まるで誰かがそこへ一本一本並べたような形で発見された」といわれています。

今回仕入れ元で見た石たちも、ほとんどすべてがワンドやレーザータイプのポイント。
ダウやダブルターミネーターのものも多く、これならばズラリと並んでいてもおかしくはない風情だと感じさせられました。

ダブルターミネーター(両錐タイプ)が多い、というのは、つまりこの石たちが育った母岩の環境が柔らかく、クリスタルの本来の姿である「上にも下にも自由にポイントが結晶した」姿であるということ。

クリスタルの完全な姿というのは天にも地にも伸びたものですが、通常は硬い母岩で育つため根元部分は結晶しないといわれています。

鉱物学的なプロセスで考えると、オリジナルレムリアンたちはおそらく地殻変動などによって環境ごと移動し、そのままひとつひとつがその母岩から離れた状態で、綺麗にセーラデカブラルまで運ばれたのではないでしょうか。

または、よくいわれるように、レムリア人たちが未来のためにそこに並べて埋めておいた、と考えてもロマンですね。


占星術で「風の時代」に入ったといわれる今、何より「風」のエレメントを感じるレムリアの世界が再び姿を現わしてくれました。

ロシアンレムリアンが9.11の翌日に発見されたのと同じように、レムリアンたちも、それ自身が世界に現れるタイミングを決めたのかも知れませんね。


ずらりと並んだオールドレムリアンたちを前にした瞬間、思考のおしゃべりがすべて止み、こころがとても静かになったのが印象的でした。

実のところ「オールドは素晴らしいものだろうけど、何か今、ご縁は感じないかな」という気もちでいて、お迎えする気はあまりなかったのです。

そんな人間でも、いざこの石たちを前にした時には静かな感動といいますか、何か神さまを見たようなシンとした静けさに包まれて、涙が出そうなフィーリングが続いていました。

実際、それまで元気に喋っていたのにレムリアンと出会った瞬間に黙り始めてしまって、この石との響き合いの強さをただ感じていたのです。

オールドレムリアンは人の意識状態を変えるエネルギーをもっているように思います。

レムリアが表しているもののひとつは「全体性(ワンネス、またはホールネス)」ですが、オールドシードもまた、手にしているとその感覚を呼び起こしてくれます。


ある種の石たちはその縁の持ち主の元へ向かうといわれています。

オリジナルのレムリアンシードもきっと同じです。
だから、セレクトする基準は「これ」というフィーリングと、「これは虹石屋で扱わせてもらう石」だと感じたものを選びました。

とても素敵に思えても、ご縁はうちからではないなと感じるものはそのままに、ここだから、虹石屋としてだからご縁を感じるシードを4つセレクトしました。

今回もとても幸運なタイミングでこれらの石たちと出会うことができ、「来週にはもう全てなくなっていると思います」とのこと。ですので、ご紹介できるのはこの4点が最初で最後になるかも知れません。


そうして持ち帰って、並べて、眺めてみても、恍惚とするように眺めてしまうこれらのシードたち。

いつでも心がとても凪いでいく不思議。
それは多分この石が人のハートチャクラを拡張させるから、ロジックな部分、頭の部分が息をひそめるのではないかと思います。


誰でもが感じるのではないかと思う、彼らがもっている「柔かさ」と「優しさ」と「広がり」。

彼ら自身が素晴らしい存在でありながらも、献身的な石であると感じます。一生のパートナーストーン。


「大切なのは思考ではなくFeeling」


オールドレムリアンたちを手に、印象的に、つよく感じたことをいくつか書きたいと思います。

まず初めに強く感じたのはこの石たちを手にした時の「感覚」です。

レーザーだからなのかも知れませんが、握った時の感覚が多くの石とは異なり、通常の石よりも「手の平から流れこんでくるもの」をとても強く感じます。

レムリアンから流れてくるエネルギーと、同時に、レムリアンに吸い込まれるような感覚。

石の中にある世界に滑るように入りこむような感覚と、石から自分へと流れ込んでくるもの。
それら2つを強く感じます。ちょっとしたトランス状態へ導かれるようなフィーリングと言いますか。

そして言葉が剥がれ落ちて、スピーディに意識の状態が変化する感覚。

吸い込まれるようでもあり、浮遊感とともに脱魂していくような感覚でもある。それは危険なものではなくて、本質的な安らぎと穏やかさへの招待として。

(いわゆる「前意識」の状態へ導かれるのだと思います。つまり、眠るまえのうつらうつらとした心地よくリラックスした状態。そこへ脳波が変質していくといいますか、もともとレムリア人はそういった安らぎの周波数でありながら意識を明晰に・穏やかに保ったままで生きていたといわれています)

また、レムリアという世界から感じられる大切なピースのひとつは「風」だと思いますが(ハートのチャクラも風に対応しています)、店主はこれらのシードにも「風」を感じます。

とてもとても優しい風のような感覚。

「Air」「Airs」「風が溶かしてくれる」とメモしていたのですが、手にしているとエネルギーのフィールドが風(どちらかというと「Air」というニュアンスが近いのですが)で洗われていくような感覚があります。

また、シードを長く手にしているとエネルギーのマッサージを受けた後のような感覚があります。それを「ヒーリング」と表現してもよいですが、余計なものが剥がれ落ちて、ちょっと心地よく気だるくなるような、そんな感覚。

オールドシードは人のエネルギーに優しくもある意味でパワフルに働きかけてくれるものだと感じます。


オールドレムリアンシードを語る時、何よりキーなのはこれらの「石との通じ合い」についてだと思います。


浮かんでいたのは「大切なのは信頼」という言葉。

石とのラ・ポール(信頼関係)と、「信じる」と「安心」がイコールとして結びついている優しい繋がり。

石という形を通した絆。


あまり書き過ぎてもしつこくなってしまうとは思うのですが、目の前に4本のオールドシードたちを並べてこれを書いている今、時々手をとめて石に触れフォーカスすると、私の場合即座に意識(エネルギー)が変わり始めます。

まず、頭の中のお喋りがなくなり、とても静かな気もちになります。個人的な感じ方ではありますが、自分の場合はうっとりとするような静かな恍惚感に包まれます(昔からこの感覚は自分にとってのレムリアなのです)。言葉を超えたところにある「フィーリング」の世界に入るように。

この感覚はきっと慣れていく内に薄れてしまうものかもしれないけど、いつでもアクセスできるものでもあり、また初めに感じたことってまっさらな状態なので、一番信頼できたりすることもあり。

店主の個人的な感じ方ではとにかく「石に吸い込まれる」「手の平から石のエネルギーが流れこんでくる」。この2つを同時に強く感じます。そして深い安らぎを感じます。

レムリアの鍵のひとつは「穏やかさ」とそのこころの状態。


それぞれにある「レムリア像」。
その世界にまで触れてしまうとキリがないので、店主がこの石から感じたことをシンプルに書いてみました。

が、持ち手の方によって感じることは勿論違うでしょうし、レムリアにまつわる何かが強烈に活性化される方もいらっしゃるかも知れません。

それはとても自由で、「石と人」との絆はオリジナルに発揮されます。


「何も感じない」、ということでも「何も起こっていない」、ということではないという事実。

「あなたが石にこころを開く時、それは言葉を超えたところでやってくる」


とりわけ絆と縁を感じる石。

ただただ、惹かれるかどうかだけが大切といえそうなオールドシードたち。

シンプルに「本当に素晴らしい石です」とだけ書けばそれでもよさそうなシード。希少性と貴重さは巷に溢れている通りで、今回も得難い出会いに石の神さまに感謝。

いつでもそこにあり、いつでも手にしたい、傍におきたい魅力があるのは、彼らがとても優しく献身的なクリスタルだからだと思います。Airのように広がりをもつ石。とても自由で、世界と自分の可能性の広さを感じさせてくれる希望の石。とても愛おしくなる石です。

こころ惹かれる方にとって素晴らしい出会いとなりますように。