2020/08/05 14:31







~「レムリアンシード」という名のクリスタルについて~


石が好きな方ならば一度は聴いたことがあると思われる、レムリアンシードクリスタル。

ですが、今流通しているレムリアンも、どういう定義で、どんなものが、というのがとても曖昧になっています。
以下は店主が調べた、また知る範囲でなのですが、レムリアンについて綴ってみました。

まず、「オリジナルのレムリアンシード」はブラジルのミナスジェライス州、「セーラデカブラル」という場所の鉱山で1999年に発見されました。

スピリチュアルなクリスタルワーカーとして著名なカトリーナ・ラファエル史が「ブラジルのクリスタルはヒーリングに適している」ということからブラジル鉱山を見学していた折、カブラル山脈に属するある鉱床に行きあたったそう。

この鉱床は「崩積鉱床」というタイプだそうですが、通常、クリスタルは母岩に結晶したクラスターの状態で産出されます。ですがここで発見されたクリスタルはまるで誰かがそこへ並べて埋めたように、砂の中に1つ1つのポイントがとても浅い地層の地点から発見されました。

その様子をみたカトリーナ史は「これはかつてレムリアの神官が使っていたクリスタル」だというインスピレーションを得、「レムリアンシード(レムリアの種)」と命名したのが始まりです。

※補足。オリジナルのレムリアンシードはその名がつく以前からも採掘されていたという話も耳にします。石の世界に熟達した業者さんの話によるとおおよそ30年程前、つまり80年後半~90年代初頭には発見されていたのかも知れませんね。

カトリーナ史によれば
これはかつてレムリアの寺院にあったもので、レムリアが崩壊する時に長老たちによって眠りにつかされ、地球内部の存在たちがそれを守っていたけれど、時代の変遷とともに再びこのクリスタルのちからが必要になると判断したため、地球の地表に解き放たれた、ということのようです。

また、一般的にオリジナルのレムリアンシードの特徴は「レムリアン・リッジ」と呼ばれるバーコード状の横線(おおむね柱面のひとつおきに入っていると云われています)、そして曇りガラスのような古めかしい石肌、ピンクがかったもの、などがあります。

レムリアンシードのスピリチュアルな云われとしては、かつてのレムリア人たちが石のリッジにレムリアや星の叡智を記録し、リッジに触れることでその情報にアクセスできる、というものがあります。

また、レムリア人としての転生者がその石に触れることで、かつてのエネルギーを呼び起こせる、とも。

これがオリジナルのレムリアンシードで、その場所をオリジナル鉱山と呼んでいます。

今ではこの鉱山は水没しているようで、基本的に今「レムリアンシード」として出回っているものは(オールドストックなどを除いて)リッジが入ったミナスジェライス州のクリスタルやセーラデカブラルやカブラル山脈周辺に幾つかある鉱山で産出したものという印象です。

レムリアンシードを語るとき、やはり「レムリア」という概念は外せないピースとなっています。
昔々、地球にはレムリアと呼ばれる星の文明があり、いくつもの、さまざまな時代を経てきました。物語として考えるのなら、私たちの魂もまたこのレムリアというときを体験していて、その響きは人に寄ってとても懐かしく感じるものであるかも知れません。

店主は以前ヒーラーとして活動していたこともあり、レムリアに関しては色々な知識、感じ方をもってはいるのですが、石は手にする方が自由に感じてもらえればそれがすべてと思っていますので、ここではレムリアに関する考察などは書かずにおきます(調べれば本当にたくさん出てきますし、種々の本も出ていますしね)。

ただ、ひとついえるのは様々にある「レムリア像」の中でも、私たちが懐かしく心地よく感じられるそれはやはり調和のハーモニーで、穏やかで争いのない、大いなる寛容さとぬくもりの眼差しだと思います。

店主が初めて買った石はレムリアンでしたが、ほとんど知識のないその時にその石を手にした瞑想で至福の体験をしたことがありました。

何もわからずただ受け取っていたそのエネルギーに半信半疑。ただのイメージと思いこみでは?と。
けれど「たしかにここにある」というリアルなその体感は信じる・信じないを超えてただ当時の自分のこころの滋養となり、助けてくれました。今でもその時受けた安らぎの響きはいつでも呼べば傍にあります。

スピリチュアルであってもなくても、レムリアンシードと呼ばれるブラジルののクリスタルは皆とても優しい石です。献身的といいますか、誰でもが親しめるフレンドリーな寛容さがあります。

また、ここに書いてあることは私が調べた範囲ですので、間違っている部分もあるかもしれません。気になる方はぜひ調べてみてくださいね。当時採掘されていたオリジナルのレムリアンたちは本当に味があるようです。