虹石屋

もともとがバックパッカーなものですから、バリとはいえリゾート地でのんびり…ではなく（のんびりもしましたが）、なかなかタフな旅をしておりまして、そのことが楽しく、とても素敵な体験でした。やっぱりこういうスタイルが自分の性（しょう）にあっているなぁと。

炎天下の中たくさん移動して、たくさんの町を渡って、安宿に泊まって、田舎の山村を散策したり、海で泳いだり、美しいライステラスや星空を眺めたり、時には険しい山道でスコールに降られたり、はたまた坂道でバイクごと派手に転倒してケガしたり（笑）、出会った人々に助けられたりと。

そんな何にも代えがたい素敵な時間を過ごさせてもらえました。

道中、出会ってくれたバリの人々にも、感謝。本当に素晴らしい旅でした。

今回は前回のラオスと違って完全に個人的な旅ではありましたが、現地で少し探してみるとやっぱり出会えました。素敵な石たち。

これらは店主にとっては本当に思い出の品で、私物にしちゃおうかな、という想いもよぎったりしますが、やはりショップにてシェアさせて頂こうかと。

たったの３点だけですが、それらが自分にとってとても思い出深いのは、土地の石ってきっと『その場所の記憶』と結びつくからだろうと思います。思い出と結びつくもの、ですよね。

今回の石たちはバリのクリスタルではありませんが（ちなみに実はバリでもクリスタルが採れるのです）、同じくインドネシアのすぐ隣のジャワ島とカリマンタン島のものになります。

写真の石たちはたまたま発見したもので、許可を得て撮影させてもらいましたが、すべてジャワ島のものだそうです。

ジャワでこんな素敵な、そしてジャイアントな石がとれるとは…驚きでした。

ジャワ島のクリスタルなんてこれまで聞いたことがありませんでしたが、「あぁ、すごくインドネシアっぽい…」と感じる、島の精霊そのもののような、『元気いっぱいな』素敵な石たちでした。

そこにはシングルポイントの水晶はなかったのですが、カリマンタン島の方では素敵なクリスタルが採れるようで、透明感もあり、こんなに美しい石が！とこちらもサプライズ。世界にはまだまだ知られざる石たちがあります。

もっと連れて帰ってくればよかったかなぁとも思うのですが、あまり欲をかかずに、ご縁を感じたり、これだと思えるものを３点だけセレクトして道中をともにしました（石たちも途中からずっとバイクでバリを旅してます笑）。

南の島のクリスタル---

そんな風に銘打って、ご紹介したいと思います。

調べていないのでわかりませんが、おそらくどこにも紹介されていないものではないかなあと思うし、その意味ではものすごく、本当に希少でスペシャルですよね。

とりたてて見た目やクオリティが飛びぬけている訳ではないのですが、大切なのはこれらの素敵な産地とその『エッセンス』だと思えます。

また、現地で手に入れたという『血の通っている』感覚。個人的にはですが、それらのことがこの石たちをとても特別なものにしてくれているのです。

お迎えされた方はどうぞインドネシアの島々や青い海、星空などに想いを馳せたり、日々を彩る素朴な石として、お迎えくださいませ。

きっとインドネシアではほかの島でもまだ知られていない、美しい石たちがとれるのだろうと思います。きっとそうです。

今回ジャワやカリマンタンには行きませんでしたが、いつか、それらを求めてクリスタルジャーニーができたらそれも素敵だなぁと思います。

南の島のクリスタル。

素敵なご縁となりましたら幸いです。