2024/08/29 10:46


古い古い地球の歴史を秘めた、インドのアラヴァリ山脈からのアメジストたち。








おそらくネットショップでは本邦初公開ではないかな、と思うアラヴァリ産アメジスト。店主も初めて見ました。

セラーは数か月インドを旅している間にこの石と出会ったそうですが、

一目見たとき、何の石かもわからないけれど、そこに並べられていたこのアメジストたちにとても惹かれました。なにか見えない引力に惹きつけられるように。

一言でいうなら「古さ」を感じるこの石たち。

地球の、歴史の語りべのようなクリスタルがありますが、それと同じ空気を漂わせているようにも思うのです。


産地であるアラヴァリは首都のデリーから西の砂漠地方まで連なっている山脈のようです。

標高はそこまで高くありませんが(最高地点で1700mほど)インド最古、または地球最古の山脈のひとつとも云われているようで、一説にはヒマラヤよりもさらに古い歴史をもっているようです。


インドは大好きな場所ですし、未知の産地というだけで本当にワクワクしますが、ヒマラヤエリアではないインド水晶はほとんど出回らないので、特別でもあります。

このアラヴァリアメジストの特徴は、

うっすらと淡いパープルカラーの彩りと、柱面はなく、ファセット面が広く開けて結晶している姿。ひとつひとつの結晶が大きくて、リモナイトのレッドブラウンがついているものも。

また、とてもとても、「密度」を感じる石でもあります。

実際にズシリとした重たさがあるのですが、これはきっとダイナミックなホワイトのインクルージョンやクラックゆえで、おそらく激しい地殻変動や環境の変化を経てきた、とても古い石なのではないかな?と思います。

このホワイトのインクルージョン=地球のダイナミクス(ちから)のようなものは、アラヴァリたちのひとつの特徴だと思えます。


アラヴァリの鉱山はこれらのタイプともうひとつ、濃厚な紫色のクラスターも産出しています。

今回はセレクトしていませんが、それはちょうどウルグアイ・アメジストのようにとても濃い色合いで、対照的にひとつひとつの粒が小さく、愛らしい姿でした。

また、ひとつひとつの結晶がシングルポイントほどもある、ジャイアントで神々しい姿のクラスターも(!)非常に上品な色合いで、またすごい迫力でした。

このように、いくつかの異なるアメジストが同じひとつの鉱山から出ているようで(ジャイプルから近い場所のようです)、なんだか素敵なアメジストたちの住処だな、と。


とても「長老的な」雰囲気をもつこのアメジストたち。
エルダーアメジスト、マスターアメジストとも呼べそうな古めかしさ。

アラヴァリという語感にも惹かれたのですが、何か、地球の永い歴史を刻んだ、古老のような石たちだと思えます。

長生きゆえだからでしょうか、これらは「石からの眼差し」---生きている感覚をひしひしと感じるもので、だからこそ惹かれたのだと思います。

ひとつひとつがより生きている。
ちょうどデーヴィックテンプルのように、石の精霊---それはやはり古さや叡智を感じさせるもの---が宿っている雰囲気があります。

古めかしい姿も相まって、どこか「インドの聖者」のような格好いい魅力もあり、そこにも惹かれました。

レコードキーパーはありませんが、ある意味で「アメジスト版のサチャロカマスタークリスタル」のような印象もあるなぁと、個人的には思います。

(サチャロカについてはこちらをご覧ください。サチャロカも大好きな石なのですが、もう本当に手に入らない幻の石になってしまいました…)



たとえばロシレムやサチャロカなど、非常に古い眼差しをもっている石たちの場合。

ただそこにあることに意味がある---こちらの気づかないような、広くて深いところに訴えて、響いている印象があります。

そこにやってくることで持ち手との響き合いが起こるような。

「魂がもっている、地球での物語に触れてくるような石たち」

それはきっと地球が歩んできた長い歴史やパワーを深くうけて、識っているからこそで、このアラヴァリアメジストにも、どこか似たようなものを感じる気もします。

魂の軌跡にやさしく触れる語りべのようなイメージ。

それはある意味で精神的な成長や、魂の旅路のともとなってくれるような、長い目で見るようなタイプの石かも知れませんね。

こころで繋がっていく石で、深く深く、持ち手と響き合える石だと感じます。

アラヴァリアメジストはやはりサチャロカのようにその内側で何か生きているような、固有の意思を感じさせる石ですから、持ち手との絆が鍵です。

また、白いちから(地球の脈動のような、大地的なグラウンディング)と紫のちから(清めるような、精神性へのちから)が一体になっている石ともいえるかも。


ひとつひとつが地球の現し身のような、生きたアメジスト。

とても古い時代から生きている、語りかけを感じるような、長老のようなマスターアメジスト。

ふと考えてみると、もしアラヴァリ山脈が本当に「地球最古の山脈のひとつ」であるなら、それも不思議ではないなと思えます。

これらの石の誕生年代がいつかは分かりませんが、もしかしたら「地球上で最古のアメジストのグループ」の一つとも言えるのかもしれません。

より地球の深くに根差している感覚があり、生きた叡智のようなものを感じさせ、それが=で地球の歴史や、魂の物語のパワーそのもののようにも思えます。

Gaia Amethyst---ガイアアメジスト。
物語性を感じるような、そんな名前が似合うかも。


たくさんのことを綴ってしまいましたが、こころで惹かれる・惹き合う方はどうぞご検討されてみてください。

非常に珍しい産地の石ですし、また、なかなか他の産地では感じないことを感じるようなアメジストだと思います。

古老のような、マスター的な眼差しを持つアラヴァリアメジスト。白と紫の炎を内にしずかに燃やしているようなアメジスト。

こういった石はちょこんと特別な場所や小さなクッション、サザレの上に、ある種特別に鎮座してもらうのもお勧めです。

ぜひぜひ、ハートでこの石とつながり、たくさん仲良くされてみてください。
本当に「生きているな」と感じる、地球の贈りものです。


【Notice ~お色味について~】


アメジストは採光や角度によって、特に日陰と日向でお色味の印象が変わります。

写真では異なる採光のものを数枚ずつ掲載しているのと、順光・逆行で撮った動画がありますのでどうぞご参考になさってください。

写真は基本的に日向で撮ったものが多いですが、

【最後の6~7枚(白い板の上で撮影しているもの)は室内撮りをしており、たとえばお部屋の中で見た場合、これらの写真が最も実物に近いお色味かな?と思います。】

(動画で日陰の撮影をすると、どうしても色が飛んでしまうので今回はありません)

個体によってファセットの透明感や全体的なホワイト&パープルの濃淡が異なりますので、どうぞご確認の上、お気に入りの子をセレクトしてみてください。

石にもよりますが、実物はもうすこし淡く広がるような、どこか上品な色合いなのではないかなぁと思います。
たとえば、室内で見ると「仄かな」という印象の、落ち着いたラベンダーカラーのようにも見えるものも。

どちらの石もそうなのですが、ペンライト(スマートフォンでOKです)で逆から照らすととても薄い、滲むように美しいパープルカラーを見せてくれます。また、柱面はありませんが、ほとんどの石が根本の方まで薄いパープルを出しています。

どうぞさまざまな採光で遊んでみてください。