2024/02/21 15:41
これまで数点ばかりご紹介できていたラオスクォーツですが、なんと。
今回16点もの素敵な石たちと出会えました---
発見したときは大興奮でした。
店主はラオスの水晶が大好きなのです。
セラーの方はラオス辺境の村で直接この石を仕入れた方で、血が通ったその話を聞くのは面白い体験でした。
また、これまではベトナムとの国境に近いラックサーオ産をご紹介してきましたが、今回はなんとビエンチャン産。ビエンチャンでも水晶が採れるなんて、本当に驚きでした。
ビエンチャンの北部、湖の傍の山あいで採れたもののようですが、おそらく他に出回っていないものなのではないかなと思います(本当にレアなのです)。
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ラオスクォーツについては以前のこちらのページよりご覧ください。
ベトナムの石もそうですが、ラオスの水晶はとても中立で、優し気なイメージがあります。
淡水のように澄んで、静かに在る、素朴な石。
そう、ラオスの石ってとても素朴なのです。山や川の精が宿っているような。きらびやかさはなく、ひっそりとそこに在ってくれるような。
ラオスは国土の大半が山岳地帯で半分近くが森林だそうです。
美しい山と森、滝の光景が広がり、言葉にするなら「山の国」。
ラックサオの水晶はもともと金の採掘をしていたときに偶然見つかったそうです。ラオスは温泉もたくさん湧いていますし、もともと地中からのエネルギーが強い場所なのかも知れません。
そんな場所でなら未発見の水晶たちがまだまだきっと眠っているはずで、それを考えると、とてもワクワクします。
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今回のビエンチャン水晶たちにはひとつの特徴があります。
それは刻まれたレコードキーパーです。
(ページ下部に一部を載せていますのでどうぞご覧ください)
考えてみるとラックサオの水晶もレコードキーパーを出しているものがとても多かったのですが(全面刻まれていたものも)、ビエンチャンに限らず、おそらくラオスの石というのはレコード(記録)を宿したものが多いのでしょう。
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レコードキーパー---この三角形のしるし、Codeは、それによって出方も様々です。
今回いくつかのビエンチャン水晶のレコードを眺めて思ったこと。それは「マスタークリスタルのレコードに雰囲気がとても似ている」ということでした。
ちょうど南インドで発見されたサチャロカマスターグランドアースや、石によってはロシアンレムリアンを彷彿とさせるその三角群。
それは曖昧なものでなく、古代の遺跡に刻まれた符号の羅列を眺めているような、くっきりと、しかも鱗のようにびっしりと浮き上がった三角形の記録です。神秘の三角群。
どんな石をマスタークリスタルと呼ぶかはそれぞれでしかありませんが、このレコード群の光景を眺めていると、「これはマスタークリスタルのパターンだな」と、個人的には感じます。そのcodeの光景を眺めていると、本当にすごいなぁ…と感じることが。
(個人的な感じ方ですが、もしも本当にレコードとワークしたい方は、三角形を石の平面だけにあるものとして捉えるのでなく、それが柱状になって石の奥から取り出せるものとしてイメージして(ちょうど三角柱が石に埋まっているように。石の表面に出ているものが三角柱の片側だと思ってください)、気になる三角形を「引き出してみる」のも、面白いかも知れません。または三角形をひとつの立体のホログラムのようなものだと思って、それを辿ってみてください。夢の中で何かサインやイメージをもたらしてくれることもあるかも知れません)
サチャロカもロシレムも、著名な方がプッシュしたり特別な名前がついたが故にあそこまで有名になりましたが、このMaster Patternを持つビエンチャンたちも、ひょっとしたらそんな風にグレートな石なのかも知れません。
けれど、そうは言ってもサチャロカやロシレムのようにぐお~~んという存在感やものすごい古めかしさがある訳ではなく、やはりどこか素朴で、淡水のように中立なのは、ラオスの水晶の所以なのだと思います。
みんな迫ってくるなものはなく、本当に素朴。
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「レコードキーパーとは一体?」ということを語り始めると答えのでない話ですが、そのクリスタルから繋がっている、とても古い記録があると思うとロマン。物語があります。
サチャロカにはサチャロカの、ロシレムにはロシレムの、それぞれの場所が繋がる地球の光の記録があるように、ラオスにはラオスが持つ何か。
そしてこれはとても貴重なものです。
今回の石たちのほとんどにレコードが出ていますが、出ていないものもありますし、出方もそれぞれです。個々に写真を撮りましたのでどうぞ確認してみてください。
(レコードがファセット面の全面に出ているようなタイプは光の反射によってどうしてもその全景を映せませんが、基本的に写真に写っている以上に三角が出ていると考えてください)
また、マスターパターンだなと店主が個人的に感じるものについては【Master pattern】と表記しています。
レコードが出ているかどうかにかかわらず、この産地のものは同じ記録や光を共有しているようにも思います。
それぞれの石のフォルム、透明感、照り等はやはり動画の方がわかりやすいかと思いますので、ぜひぜひそちらもご参考にされてください。
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本当に推しの石たちです。
何しろラオスの水晶そのものがほとんど出回りませんし、発見されたのも近年。素朴だけれど、とてもスペシャル。惹きつける人を惹きつける石なのでは。
ラオスにはラオスの石の精が宿っていそうな、素敵なクリスタルです。
また、セラーの方(とてもいい方だったのですが)のご厚意で今回もロープライスになっていると思います。
素敵な出会いとなりましたら幸いです。