2023/06/07 14:14



新宿ミネラルショー2023(May)アイテム、お待たせしておりましたがいよいよお目見えです。


いつもミネラルショーではたくさんの石たちを連れて帰ってきますが、並べられたそれらの石を早くご紹介したいような、いつもそんなわくわくとした高揚感を感じます。

ちゃんと一個ずつ丁寧にしなきゃ!みたいな、ほんのりしたプレッシャーはあるのですが(笑)それでも、ひとつずつ自分が納得して、「これをご紹介したい」と思える石をお迎えできているので、今回もよかったなと。

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前回の大阪ショーに続いて、今回も水晶がとても多めです(全体の8割くらいでしょうか)。

いつも書いてしまっていますが、店主がクリスタルを選ぶ基準のひとつは「これは持ち手の方にとって素敵なパートナーになってくれる」と感じるもの、です。

やはり、クリスタルは生きている、と個人的には思っていまして、彼らが見せてくれる物理的な美しさや表情もそうなのですが、それだけでなく、持ち手の方と響き合うもの、絆、そして一緒に過ごす時間の中で変容することなどが、石にもあると思うのです。

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「これは私の石」、と自信をもって言える石が皆さんにもあると思います。

それは単にそこにある石といういことでなく、やはり持ち手との間に共振を起こしている石なのかもしれません。

「その人の色」というのかな、石は一緒に過ごせば過ごすほど、その光や輝きのようなものが変わってくるようなこと。

以前、ずっと前にもブログで書いていましたが、「来たときとはまるで別の石になったな」、と感じるくらい変化する石というのもあるのです。

それはクラックが増えたり虹が増えたりと(時にゼロだった石がたくさん虹を出すこともあります)、物理的にわかることもありますが、もっと目に見えない部分で、どこか雰囲気や空気感が変わることがあります。

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「私はこの石をこう感じる」という素直なフィーリングを、大切にしてほしいと思っています。

今日はこの石、と感じてその石に手を伸ばすとき、そこには見えない糸や、エネルギーの共鳴や必要性みたいなものがきっとあって、それと一緒に過ごすことで「何か」を受け取っているのではないかな、と。
(一緒に眠るのもとってもおすすめです)

ページには個人的に感じることをたくさん書いていますが、どうぞそれらにとらわれることなく、本当に自由にその石を感じて、仲良くされてほしいと思います。石はきっと助けや癒し、こころの潤いや豊かさになってくれます。

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できることなら、石がその石としてイキイキと目覚めてその方のもとで過ごせるように。

基本的にそんなこころもちで日々石を見たり、送り出しています。

石が目覚める、石に活きてもらう。
ショップから送り出している石たちには、そのような心地よいアクティベーションとピュアさをもって過ごしてもらいたいですね。

どちらの石も、その神秘的な六方晶形の内側にピュアなものが宿っていて、そのクリスタルの精のようなものが活きるよう。

石との過ごし方は感じるままに無限大に。

よく思うのは、人が石を見て「美しい」とシンプルに感じているとき、石もまたその人を見、それをわかっているような気がするのです。

「あなたが石を見つめるとき、石もあなたを見つめてる」
(ニーチェの有名な言葉の置き換えですが笑)

そういった「石からの眼差し」というものがあって、その眼差しは石によってとても暖かかったり、なぐさめや献身さのようでもあったり、またはとても力強く頼れるものであったりと、さまざま。石にも個性があります。

そんなそれぞれに個性豊かな石たちとの出会いやちがいを楽しんで頂けましたら。

今回のショーアイテムたちも、日々の素敵な潤いとなりましたら幸いです。

虹石屋 店主
織矢