2021/08/23 21:53
ここのところコロナウィルスが難しいことになってしまっていますね。誰にとっても無視できないようなこの状況、生活の面でも実際にあれやこれを感じてしまいますよね。
外に出るのもなかなかはばかられる今、そんな時も石はでーんと静かに寄り添ってくれている。
皆さんにとって「石って何ですか」と問われたとき、そこにもしも言葉を当てはめてみるならどんなワードが浮かびますか?
またはイメージやフィーリングとして。
ちょっと奇妙に聞こえるとは思うのだけど、私にとって石って時々ワンちゃんやネコちゃんにかなり近い感覚なのかなと思ったりします。
つまり、いつでも愛情を注げるものであり、また愛情を返してくれるもの、純粋無垢なもののようなイメージ。
実際、「あれって石の夢だったのかな」と思う夢、それはほとんどが犬のカタチとして表れたりします(夢はつまり、すべてが無意識的にシンボライズ(象徴化)されたものです)。
起きた時には「犬の夢みたな」でおしまいなのですが、その日石の棚を眺めて、ふとある石と目が合った時、何気なくある石を手に取った時、その石とその夢がフっと綺麗に重なるのです。
こういったことは言葉云々というよりフィーリングによるところが大きいので「?」と思われるかも知れませんが、結構リアルな感覚です。
夢のなかでのその犬はとても可愛くて、そしてめいっぱい懐いてくれたりします。
写真はInstagramで既出ですが、お皿に並べられた石たちの盛り合わせ。
「幸福な食卓」というタイトルでつれづれに綴っていたと思います。
人がテーブルを囲んで一緒に食事する。それってシンプルだけどものすごく幸せなことと思います。そんな時、その幸せな食卓への彩りや祝福として、音楽でも一輪挿しでも何でもいいのですが、石も素敵な役割を果たしてくれると思います。
たとえば全然石に興味がない人が、その人の生活、その人の世界に入った時にそこにある石を目にして「あ、石だ」と何も考えずに口にする瞬間。それってなんだかいいなと思いませんか?
そこから石に興味を持ち始めるかどうかは関係なく、何となく「あ、石だ」、というシンプルな驚きや興味の中にある、ある感覚。
新しい、自分が知らないものを目にする感覚、それに触れる感覚。そういうのっていいなと思うのです。石ってそういうパワーがあるのかなと思います。
今私たちの目の前にある石は空気に触れて日のもとにいるけど、もとは地中の熱水の中で生まれた地球の子どものようなもので、植物に癒しのちからがあるように石にもなんらかのものがある。
ページでいつも書いている「響き」というのはイコール波動やエネルギーのこととして書いているのですが、そういった石との響き合い。それが目にもこころにも潤いをもたらしてくれるのではないかと。
大切なのはただシンプルに無心で「綺麗」とか「可愛い」とか「心地いい」「何か惹かれる」と感じることで、それ以上のものは特に必要もないかなと感じることも(その割になんでいつもあんなに文章を書いてしまうんだろう)。
もちろん必要性を感じて石をお迎えすることもあると思いますし、鉱物としてただ好き、というのもありますし、それは十人十色ですよね。
ただ、「何もないただのその石」を好きか?みたいなことが大切なのではと。特に装飾や前知識のラベルを張ることなく、裸のままのその石を見て、どう感じるか?という。
まぁでも、「金運UPしたいからタイガーアイ買お!」みたいなのもその石を結果として好きなったら素敵ですよね。
石は時々こころの鏡だから、どんな石に惹かれるかも時々で変わりますよね。
石は何も言わないけど、静かに何かを物語っているように感じる。それはそれぞれに固有の響きをもっていて、耳を傾けてみると石も存在なのだなと感じたりする。
「あなたが闇を見つめる時、闇もあなたを覗いてる」と言ったのはニーチェでしたが、愛情ある意味で「あなたが石を覗くとき、石もあなたを覗いている」なんてこともあるかも。
今色々と世知辛い状況ですが、石が「こころのお守り」や日々の彩りみたいになったらいいなと思います。