2021/03/05 12:48
-- Styaloka Master Grand Earthについて --
サチャロカマスターグランドアース(TM)は南インドの僧院近くで発見されたクリスタル。
多くはリモナイトなどによってオレンジ~赤みを帯びた大地的な雰囲気をもっているのですが、特筆すべきはやはり「Grand Earth(壮大なる大地)」の名の通り、厳かで古めかしさを感じるような、マスタークリスタルとしての独特の雰囲気だと思います。
サチャロカが世に広まったのはもう随分前のことですが、石からのつよい呼び声を感じて今回4つのサチャロカたちをご紹介させて頂ける運びとなりました。
初めてサチャロカを目にしたのは2012年のことでしたが、以来、サチャロカはこころのどこかにずっと残っている石のひとつでした。
サチャロカは、惹きつける人を惹きつけるとても古い物語性や絆をもつ石だと思います。
今回、仕入れの前日になって強烈にサチャロカに呼ばれているような(?)気がして、この石が気になって仕方なくなっていました。そんなタイミングでインドの友人から久々に連絡が来たり、こころの中はインド、インド、インドに。
そんなこんなで、今回虹石屋で「インドの石祭り」を実施するにあたりこの素晴らしいクリスタルをお迎えすることができました。何と言いますか、それはとても光栄なことに感じます。
サチャロカをご紹介するにあたって店主が感じることを、折角なので南インドの風景や寺院の写真とともに書いてみたいと思います。
いつも通りの前置きとして、ここに書いていることはあくまで店主が感じること・そして店主が調べた範囲でのことですので、これが絶対に正しいものだとは思わないでくださいね(いつも書いてしまっているけど、石は持ち手の方が自由にどう感じるかが本当にすべてです)。
サチャロカはいくつかのアシュラム(僧院)やヒンドゥー寺院のある南インドの町で発見されました。
( Google Mapなどで英語名検索すると周囲の寺院や風景、その東にある「Sanctuary」という美しい山などが見られると思います)
サチャロカという神秘的な名前は「真実の地」という意味だそうですが(創造の神ブラフマーの別名だともいわれています)、インドはどこへ行っても、特に南にはアシュラムと寺院は多いのです。そして聖者と呼ばれる人々も。
インド亜大陸はパンゲアから分離した島が約5000万年前にユーラシアと衝突してできたそうですが(それによりヒマラヤ山脈が生まれました)、サチャロカそのものが地中で生まれたのは一体いつなのでしょう?
おそらくインド亜大陸ができるよりももっと古い時代か、またはパンゲアの時代からこの石は生きているのではないかと感じます。つまり、少なくとも1億年以上この地球にいるのではないかと。
動植物の類似からでもパンゲアの足跡を辿ることができるそうですが、かつてはひとつの大陸で生まれた石たちがその後、大陸移動によってばらばらの場所から見つかるのならそれは壮大なロマンに思えます。サチャロカは、とてもとても古いもの---まるで生きた歴史の語りべや骨董品のように感じられます。
また、サチャロカはロシアンレムリアンクリスタルと比較されることがありますが、店主はサチャロカは本当に「インド版のロシレム」だと思っていて、そのことはこの石を語る上で、ひとつのキーなのではないかな?と思います。
ロシレムも然り、いわゆるマスターの雰囲気を持ったクリスタルというものがありますが、サチャロカにはまさしくその空気感を帯びています。
彼らは人類が生まれるよりもずっと以前からこの地球にかかわってきた地球の語り部、長老(Elder)たちのグループなのではないかな?と思えます。レムリアンシードにもそういった石がありますが、もっともっと古いもの、地球の創生の秘密を知っていそうな、なんとも言えない秘めた雰囲気をもっています。
また、サチャロカもロシレムと同じく印象的なレコードキーパーを携えているのが特徴です。
もちろん全てではありませんが、これはそのまま太古からの地球の記憶をレコード(記録)しているよう。
ロシアンレムリアンは「Sacred Scribes(聖なる書記)」と呼ばれることもありますが、ある意味ではサチャロカもそれと同じなのではないかな?と。ただ、扱っている範囲や担当している場所、そしてもともと持っているものや石としてのグループが異なるのだと思います。
サチャロカは男性的で、パワフルで、エレメントでいったら土と火のピース、そして何よりマスター性を感じます。それはただただその匂いを肌から感じるといったもので、マスター存在が石に宿ったものがそこにある感じ。
厳かで、叡智が感じられ、懐広くパワフルなものをもっていて、とても存在感のある石。オーラを感じる石といいますか。
さらにはやはりインドの石ですから(この石が生まれたのはきっと文明が興る以前ですが)、古いインドの物語や聖者の伝説、神話の背景を孕んでいるような気もして素敵に思えます。
サチャロカはインドの山奥の古い骨董品屋の奥で埃を被って持ち主を静かに待っているような(笑)そんな老齢さを感じます。そしてやはりインドが似合う石です。
鉱物学的特徴として多くのサチャロカはリモナイトなどによってゴールド~イエローゴールド、また石によってはタンジェリンのようにオレンジがかっているものもあります。
また、おびただしい数のレコードが刻まれたものも多く、非常にはっきりとした刻印が刻まれているものも。そしてダウやトランスミッター、チャネリングと呼ばれるマスター形状の結晶も多いです。
ただ、サチャロカの場合はレコードが出ている出ていないにかかわらず、このグループはすべて同じ情報を共有していると思うのであまり気にする必要はないように思います。サチャロカはサチャロカのグループとして、同じ源泉をシェアしていそうといいますか。
サチャロカが採れた場所はすでに水没しているという情報もあり、おそらくもう採れることはありません。
この希少さもまたこの石を特別なものにしている由縁かも知れませんね。仕入れ元でも数年前に4年ぶりに入荷したというものがまだわずかばかりに残っていて、今回それらをお迎えしたのですが、「よくぞここまで残ってくれていた」と思いました。
サチャロカ水晶と呼ばれているものには透明なクラスターも見かけますが、(それらももちろん素晴らしいものだとは思いますが)「サチャロカマスターグランドアースTM」と名付けられたこれらの石は雰囲気がまったく異なります。
多くのグランドマスターは単結晶で、そして物理的にも非常に古めかしい雰囲気が感じられます。
店主が「Temple Crystal(寺院の石)と呼んでいるタイプも多く、サチャロカはそのままインドの古い寺院がそのまま石になったようで、「置けるパワースポット」のようにその場にある素晴らしい雰囲気、ムードを象ってくれるように思います。
サチャロカたちを迎えたその夜、眠りに就こうとしていたらサチャロカたちのエネルギーがぶわーーっとこちらに流れこんでくるという体験がありました。そしてその時彼らがもっていたエネルギーというのはゴールド、とても柔らかい黄金色に感じました。
はっきりとしたその体感の中で不思議と涙が流れてきたのですが、あれはサチャロカたちからの「初めのご挨拶」だったのかも知れません。その前日にも、クリスタルのマスターに関するある夢を見ていました。
サチャロカたちってお値段もそれなりですし、今回これらをいくつ迎えるか、ぎりぎりまで迷っていたのですが、思いきって4つの石に来てもらうことにしました。こういったことはビジネスとは関係なく「なんとなくまとまって来たがってる気がする」というフィーリングと直感、石との絆ですよね。
こういったことは本当にタイミングで、しばしば「それ以外ない」とすら感じることもありますが、今、虹石屋でサチャロカを担当させてもらえるのはとても光栄なことで嬉しく思ってしまいます。
彼らは何しろ素晴らしい歴史を感じるマスターストーンたちで、そしてそこにいることで私たちが気づかない領域にまで素晴らしい「響きあい」をもたしてくれていると思えます。「置くマスター」という言葉をたまに使いますが、そんな感じ。
サチャロカならばイメージとしては古代インドのカッコいいマスターたちがぴったり。なんとなく、この石にはインドの聖者たちのスピリットが宿っていますよ、といわれても不思議はない雰囲気なのです。ひとつひとつにたしかで厳かで、そして古くて暖かいものを感じます。
また、「グランドアース」の名の通り、サチャロカはとても土や大地を感じる石で、言い換えれば地球の鼓動や息吹が血として流れているような、どっしりとグラウンディングしている石です。実際、リモナイトを含んでいることから鉄分を多く含んだ土壌で育っていたのでしょうから、ずしんと地球と呼応しているのだと思います。
個人的にインドの聖者たちはとても好きなのですが、あの老齢さが感じられて、長く生きているからこそくる人への深い慈愛や理解、包容力、温かみを感じる眼差しのようなもの。そういった、ものすごく「懐ける」ような懐の深さ・暖かさもサチャロカには感じます(とはいえマスターらしく厳かなのだけれど)。
石もそれによっては今にも語りだしそうな、そして語り合いたくなるような石がありますが、サチャロカは石のマスターとしてその雰囲気を充分にもっています。
効果や効能がどう、とかそんなことではなくって、ただ一緒にいる、ということに絆や喜び、幸せを感じられる石で、言葉なきガイドやティーチャーのようなもの。だから、やっぱり「そこにいる」「一緒にいる」「この石の持ち手は自分なのだ」ということに大きな意義や意味を感じる石です。お迎えされた方は具体的に何がどうとわからずとも、この石とぜひ自由に交流してほしいと思います。
今回、店主自身が念願だったサチャロカを4つもお迎えできてとても嬉しくもあり、またこの石たちをご紹介できるというのは、改めてとても栄誉なことだと思ってしまいます(そう言う意味でもやはりロシレムと似ているかな?)。
サチャロカは見た目が整っていたり綺麗な訳ではありませんが、インドのように土臭くて、古い叡智や、生命力を感じる石です。
こういった石はただ純粋にこころ惹かれる時、効果や効能なんてものも一切関係なく、魂のどこかからの「響き合い」を魅せてくれるものだと思います。つまり、出逢うこと、迎えることそのものに意味があるということ。
今回迎えた石たちも、あらかじめこちらに来るのがわかっていたでしょうからすでに「目覚めて」いるでしょうし、お店にいる間はこちらでも丁重にお世話をさせて頂きつつ(サチャロカ愛がつよいので他の石ともどもとても手塩にかけています)、素晴らしい機会となりますよう、ご縁をお待ちしております。
素敵な出逢いがありますように。