2020/10/09 16:56
上のフォトはスイス・アルプスのスモーキークォーツ。
店主が「アルプスの貴公子」と呼んでいる石なのですが(笑)ご覧の通り、万華鏡のようにたくさんの虹を出していて、別の角度から・どこから見ても同じように綺麗な虹をたくさん見せてくれます。
なのですが、実はこの石は初めにひとつだけ淡い虹を出していたのみで、その後、手にしていく内にどんどん虹を増やしてくれていったもの。お店でもたまに「これからこの石は虹を増やしていくと思います」と書かせてもらっていますが、今日はそんな石に生まれる虹のお話。
まず、石って虹を生むことがあるのです。
それは「クラック」と呼ばれる石の内側にできたひび割れが光によって反射を起こし、その作用で虹のプリズムが浮き上がるというメカニズムですが、石はこのクラックを増やすのです。
お店の屋号にもしている「虹石屋」という名前は、実は昔から私物のクリスタルたちのほとんどがバッキバキに虹を生む・増やしていくことに由来しています(笑)それは時に驚くべきスピードで虹を増やしてくれます。
クリスタルにはなぜ虹ができるのでしょう?
おそらく、外的な影響ーーたとえば窓辺などに置いておいて、夏の強い日差しなどに長い間さらしておくと熱の圧力でクラックはできるかもしれません(一度このパターンでエレスチャルがパキンと音を立てて割れたことはあります。笑)
ですが、太陽の光にあてていないものでも虹はできますし、石に詳しい方に伺ったところ「急激な温度変化でない限り太陽光でクラックはできないと思う」とおっしゃっていました。
ロマンと思って読んで頂きたいのですが、店主は石が虹を増やす時ってやはりクリスタルの「意思」や、その中に住んでいる石のスピリットがそれを生んでいると思っていて。
そしてそれは持ち主の方と石との間に起こる「共振」も関係しています。
話がちょっとスピリチュアルよりになってしまいますが…
たとえば電車などの席で知らない方と隣同士座ったりすると、そこでエネルギーの化学反応が自然に起こっているのがわかります。
表現の仕方は人それぞれではありますが、それはたとえばお互いのもっているエネルギーが水溶液のように混ざり合ったり・反応を起こしていくような感覚。もっといえば、背景にあるもっと深いところで様々なエネルギー交流が起こっています。
それと同じように、石との間にも「共振」と呼べそうなできごとが起こっていて、それによって石は素敵に変化してもくれます。持ち主の方との化学反応のようなものですね。波動のハーモニーといいますか。
人によって石と共振を起こしやすい方ってたしかにいるものですが、店主の場合はそれが起こりやすいのか、クリスタルに関しては大体の場合虹が出ます。
そしてこの反応は虹だけでなく、時にインクルージョン(内包物)が増えるということで表れることもありますし、石肌にびっくりするぐらい艶が出始める、照りっ照りになる、などとして表れることも。よく思うのは「はじめに来た時とは別人」というほど、石って変化することがあります。
まだ体験したことはありませんが、ある日突然レコードキーパーや刻銘な模様が浮かんだ、なんて話も聞きますし、絶対にそこにあったはずだったのに突然テレポートしたように消えて、数日後にまた何気なく戻ってた、なんて話も何度か耳にしました。
このように、ただの無機物ではない石の世界。
あぁなんだかこの石がものすごく今アピールしてるな、と感じたその日か翌日にお嫁入りが決まる、ということも比較的多く。それは石からの「おわかれの挨拶」のようなものですが、石ってちゃんと生きているのです。
ですので、よく「石と目が合う」といいますが、それを感じる時というのは石がなんらかのことを話しかけていることも多かったり、または何かの理由でその石との間にとりわけ交流が起こっていたりします。彼らのアピールって言葉でのものではありませんが、「感覚」として互いに交流することはできますよね^^
そんなことから、石も互いの間に起こる共振から虹を生んでくれるのではないかな?と。これはアメジストやプラシオライトなど、色付けされたクォーツでも同じです。インクルージョンが増えるのも興味深く、私物のパスウェイクォーツなどは中の繊毛が育ってすこしばかり伸びていました。。。
そんな石たちの変化も、楽しいものですよね。植物が話しかけたり音楽を聞かせると発育がよくなるように、石も同じだと思うのです。
そんな石との交流も、楽しんでほしいと思います^^
追伸。
お店にUPしているクリスタル・スカル。店主が可愛がっていたからか早速虹が増えています。。(笑。口もとと左目の下)。クラックは増えてしまって申し訳ないのですが、さらに一層美しくなっています。このままいくと万華鏡のようになりそうなのでほどほどに可愛がってご縁をお待ちしております^^