2020/08/24 14:11
ブラジルのカブラル山脈で採掘される「レムリアンシード」、ロシアのウラル山脈で産出される「ロシアン・レムリアン」についで、第3のレムリアンシードと云われる「コロンビアン・レムリアン」。
カトリーナ・ラファエル史は「世界からあと2つのレムリアンが発見されるだろう」と言っているそうですが…
先日の本家ブラジルのレムリアンに続いて、「コロンビアンレムリアン」とは一体何なのか?ということを改めて調べてみました。
(石に関してただ流通名だけを貼り付けて、いわれや出自もわからずにただただ自動反応するというのはあまり好きではなかったので。。)
まず、産地ですね。
おおむね、コロンビアン・レムリアンはボヤカ州の「ムゾー鉱山」の産出といわれています。
コロンビアといえばエメラルドの一大産地でもともとが素晴らしい大地なのですが、「エメラルド・ベルト」と呼ばれる鉱脈地帯のようなものがあり、ムゾー(Muzo)もエメラルドが産出される有名な鉱山です。
また、ムゾーから50㎞ほど離れた「ペーニャス・ブランカス(Pena Blanca)」という鉱山で採れたものがコロンビアンだ、という話も。
少し引いて見てみるとどちらも東アンデス山脈の中にあり、その傍をマグダレナという川が流れています。
共通項としてはそれらの「アンデス西斜面に属する地域」、ということで、この斜面・河川流域の付近で産出されたものに関しては「コロンビアン・レムリアン」と言ってよいかと思います。
大地の響きから考えるのなら鉱山は違えど似たようなものをもっているであろうからです。
また、このマグダレーナという川はもともと聖書の「マリアによる福音書」に登場するマリア・マグダレーナに由来するそう。
そのクリスタルが生まれた大地でどのようなことがあったか?はその土地の響きを知る手がかりにもなると思うので、ちょっと調べたことを書いていくと…
まず、川の上流には南米最大規模の、紀元前にも遡る遺跡群があるよう。
南米といえばアマゾン奥地の黄金卿「エルドラド」が有名ですが、この話のモデルとなったのはボヤカ地方に興ったムイスカ族の文明で、彼らは優れた金細工技術や全身に金粉を塗る儀礼などを行っていたようです。
ムイスカ族はシャーマニズムや霊的世界を重んじる、太陽や自然信仰などを行う農耕民族だそうで、なかなか面白いですね。
コロンビアン・レムリアンが産出される土地はそんな古代のロマンや人の歴史のある場所です。大きな文明が興ったこと自体、そこがパワースポットとも言えるのかも知れません。
何しろエメラルドの王国ですし、その地底には一体どんなエネルギーの源が?と考えるとゾクゾクしてしまいますね。
石の形状に関してはやはりリッジ(柱面に刻まれたバーコード状の横線)がついていれば「コロンビアン・レムリアン」として流通しているという印象。
ただ、コロンビアの石ってとにかく透明度も輝きも、眩さも独特で、「痛いほど」の光ですから、それだけでもう充分なのでは?と思ったりも。
そして肝心な「レムリアン」と呼ばれる所以ですが、これは恐らく、誰もはっきりとは知らないのでは?と思います。
例えばブラジリアン・レムリアンならK・ラファエル史が発見してレムリアを感じた経緯や、ロシレムでもキャサリン・クラコリーチェがリーディングやお告げによってそこにロシレムを(9.11の翌日に)発見したなど、<石に精通していて石を愛し、その響きを感じることができるような人>が名付けたという経緯やストーリーはあります。
なのですが、コロンビアンにはそういったものを見つけることができませんでした。
だからどうだという話では全くないのですが、「ではこの石にレムリアを感じるかどうか?」は石にもよると思いますし、持ち手個々人の感じ方でよいのではと思います。
そもそも古代レムリアがあった場所も広範で、そしてまったく関係ないように思える地理でも地下の脈やエネルギーラインで直接繋がっていたりもしますから。感じ方はさまざまに。
けれど、コロンビアン・レムリアンに関してはこの素晴らしい石に更に「箔」を付けるために誰かが名付けてそのように流通を始めたのかな?と私個人は思いました。
結論。
いずれにしたってとても素晴らしいクリスタルなので、レムリアン云々と言わなくてもまぁ別に…という印象です(笑)とにかくコロンビアの水晶は素晴らしい。