虹石屋

- 店主's memo


とても久しぶりの登場です。
テリテリの石肌と透明感をもつ、High Qualityなレッドスモーキー・エレスチャル。

こちらはレムリアンシードと同じくブラジルのミナスジェライス州の出身だそうですが、以前仕入れ元に数点ばかりあったものをご紹介したのが最後で。
それ以来パタリと見なくなってしまいました。

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こちらもオールドストックなのか、はたまた今でもわずかながら採れているのか不明ですが、かなり希少なタイプだと思えますし、何より、このグループのエレスチャルは気品を感じるほどに本当に美しいのです。

ツヤツヤで透明度の高い石肌。
エレスチャルらしい複雑に入り組んだ結晶構造。深いDeep Smokyの色合い。
ゲーサイトや鉄分などRedのインクルージョンが特徴です。

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エレスチャルに「光」を感じることって実際にはそうそうないようにも思うのですが、これらの石たちはClearだからか、複雑な姿をしていてもクリスタルが持っている澄んだ光をつよく響かせているようにも思います。

エレスチャルは長い時間をかけた水晶の長老、水晶の最終形態だと、一昔前はいわれていました。

が、実際にはクリスタルの素である「珪酸」の量がとても豊富な環境で育ったため、通常のクリスタルよりも元気いっぱいに・前のめりに結晶したためこんな姿になるのだそうです。

つまり、エネルギッシュでスピード感があるため、じっくりとカタチを作るというよりも、もっと混沌と石たちが結合し合っているのですよね。

美しい混沌さ。
だからエレスチャルはより有機的で生命的なひかりを感じるのかも。

通常のクリスタルは「ひとつの光」---実際には無数の光粒子が集まったものですが---というイメージなのに対して、エレスチャルはやっぱり「たくさんの光が寄り集まってひとつになったもの」、という感じもしますね。

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数があればいくらでもご紹介したいこの石ですが、今回はわずかに発見した中からとりわけ素敵に思えた３点をセレクト。
どちらもそれぞれの魅力が光っています。

こちらは本当に次にいつ出会えるかわからない石ですし、エレスチャル好きな方にもおすすめしたい石です。

以下、個別の文章になります。

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こちらはBlackに見えるほど深い深いスモーキーカラーの１点。

流れるように焦がしたような、どうしてこんな風に？という奇怪な色づき方もエレスチャルの魅力です。

Redの内包物はほとんど見られないのですが、透明感抜群で、内側の美しいインクルージョンの世界を悠々と眺めることができます。

また、動画に撮れておらず申し訳ないのですが、しっかりと水が入っています。
クリアで平らな面が右側になるようにするとわかりやすいのですが（実際には裏表からそれが見えます）、その面のちょうど真ん中あたりに１～２㎝ほどスライドする水泡がひとつ。よく見ると、その横辺りにも小さな小さな水泡がスライドしています。

（水入りは傾け方にコツがあるのですが、１８０度上下にひっくり返すぐらいの方がわかります）

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エレスチャルらしいエネルギッシュな結晶世界と、Clearに澄んだ光の響きを感じる、それでいて深いSmokyの色をもった素敵な１点です。

深い光をもった石、ですね。


- Detail


ブラジル産

57×41×18mm（高さ×横幅×奥行き）
61g

＊動画はページ下部より。BASEアプリよりご覧の方はこちらのリンクをご参照ください。鉱物的特徴、お色味や自然な欠落部分、カケなどは写真・動画でご確認ください。

https://youtu.be/n3jHMUdjCqM?si=2KU4j7uuGMEco7LL

https://youtu.be/WqBSYpRLDDs?si=FpxnXmS3fmiQ2HLs

＊ご注文に関するご注意事項。お目通し頂けますと幸いです。
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2023/10/19/230857