マニカラン産ホワイトファントム(High Quality)イシス&レコードキーパー&タイムリンク「Sacred White Spirit in Quartz」
¥42,000
SOLD OUT
- 店主's memo
北インド、マニカラン産の美しいホワイトファントムクォーツ、2点登場です。
---
こちらはあるショーで出会った、とても素敵なホワイトファントム。
見かけた時にその美しさにびっくりしてしまって、これは虹石屋でぜひご紹介させて頂きたい…とご縁を感じてお迎えした石です。
セラーは日本人の方だったのですが、北インドの村々を旅しながら、直接石を買い付けているという素敵なスタイルの方でした(これは店主が最も憧れているやり方です笑)。
マニカランといえば氷河の跡から発見されたといわれているアイスクリスタル---熱水によって溶かされ、鉄分によってピンクカラーになったトライゴーニッククリスタルが有名ですが、位置としてはマニハールなどと同じ北インドのヒマラヤンエリアに属していますから、非常に透明な水晶も産出します。
けれど、今回のように美しい白いファントムの層が出ているタイプの水晶は初めて見ました。実際、他にみられない珍しいタイプのマニカラン水晶だと思います。
きっとホワイトファントムそのものはあるのでしょうが、ここまでの美しさ、クオリティ、石がもっている雰囲気は、やはり特別さを感じさせます。
---
ファントムクォーツ。
幻影水晶や山入水晶などとも呼ばれますが、それは鉱物的には「一度成長を止めた水晶が、再び成長を始めた際の痕跡」といえるかと思います。
水晶の成長速度は諸説あって誰にも本当のところはわかりませんが、一説には1㎜育つのに一年かかるともいわれています(つまり10㎝の石ならそこまで育つのに100年かかるということになります)。
ファントムの場合、結晶していくプロセスのどこかで水晶が一度成長をやめ、その際に不純物や気泡などが結晶のトップに混ざったり埃のように蓄積します。そして再び成長をスタートすることで、その「層」になった沈殿物がそのまま内包されるという形になります。
これを何度も繰り返すことで、私たちがよく知っているあのファントムクォーツの層ができあがります。
つまり、ファントムというのは非常に「長生き」な石ということになりますね。
(ファントムも完全に水晶のカタチが残っているものは稀で、多くは片面だったり何面かがライン状になって残されています)
---
今回の2点は、そんな中でもアルビノのような美しさを感じるホワイトファントム。
主に右の側面に白い層が出ているのですが、おそらくこのホワイトファントムの正体は気泡が混ざったものか、もしくはロイヒテンバージャイトと呼ばれる白い泥石ではと思います。
(ややベージュがかった物質はおそらくカオリナイトなどの粘土鉱物)
+本当に素晴らしい点は、この石たちの透明度と、これ以上ないくらいの石肌。
面にもよりますが、本当に照り照り・ツヤツヤの石肌でサイズ感たっぷりに結晶していて、しかもほとんどノーダメージです(!)
もしもファントムが出ていなくても、そのままで大変美しい水晶だったにちがいありません。
また、2点とも店主が「寺院水晶(Temple Crystal)」と呼んでいる、やや横広のフォルムで自立してくれるタイプの、大変美しい姿で結晶しています。
---
そして。見れば見るほど不思議だなぁと思うのですが、この2つの石、まるで兄弟のように特徴が似ています。きっと同じポケット(晶洞)で育ったものなのでしょうが、それにしても不思議なほどに。
まず、2点とも右側にやや横たえるように自立する姿が似通っていますし、ホワイトのファントムが出ている面も、ほぼ同じ(右上を頂点にしています)。そして2つともたくさんのレコードキーパーを出しています。そして更には、2点とも正面のファセットが綺麗な5角形のイシスになっているのです。
これは…何か運命的なものを感じてしまう石たちです。
そこにあったのはこの2点のみだったのですが、敬意をこめ必ず2つセットでお迎えさせてもらおうと思いました。
---
写真でどこまでこの石たちの魅力をお伝えできるかわかりませんが、本当に、美しいクリスタルだと感じています。他のマニカラン水晶やファントムとは、ちょっと区別したい「特別さ、格別さ」を感じます。
クリスタルそのものからも、とても意思を感じるタイプ。
どこか神聖で厳かな空気感をもっている石だと思います。2点とも白い姿と相まって「静謐」という言葉が似合います。
また、ちょっとした高潔さや上品さも感じる石でもあるのですが、イシスということもありどこか「女神的な」クリスタルでもあります。
内側に入っているホワイトファントムは、まるで石の精霊自身が象った神聖な空間のよう。本当、そのようにも思えます。
この特別さを感じるホワイトファントム、「Sacred White Spirit in Quartz(聖なる白い精の宿る水晶)」と名付けてご紹介いたします。
---
前置きだけでとても長文になってしまいましたが(笑)これと似たようなマニカランはおそらく今後出会えないかも、と思います。
また、水晶自体のグレード、クオリティもとてもいいものですが、比較的ロープライスでご紹介させて頂いています。
神聖な白い精の水晶、ということがこの石をよく表せているのではないかなぁと個人的には思うのですが、ピンとくる方、ご縁を感じる方はぜひぜひご検討されてみてください。とても清らかでクリアな存在感でそこにいてくれます。
以下、それぞれの文章になります。
素敵な出合いとなりますように。
(写真では全体が白濁しているように見えますが、内側のファントムは全面に表れているのでなく右側面のサイドに出ています。そちらを含め、動画の方が石肌の照りツヤ、フォルム、色合いなどもわかりやすいかと思いますので、ぜひそちらでご確認ください。長尺になってしまいましたが、日陰・日向で撮影しています)
---
非常に壮麗な姿のこの石。もう1点よりもサイズや存在感があり、より「寺院(または神殿のような)の水晶」という雰囲気をもっています。
ペンライトで照らすとわかるのですが、白い層の下にも薄いファントムが幾層も連なっているのが確認できます。
左後面から虹を出しているのと(動画をご覧ください)、右~右後方のファセットにいくつかの薄いレコードキーパーを浮かべています。また、左へ傾いた平行四辺形(パストタイムリンク)も、綺麗に出ています。
本当...手にして眺めれば眺めるほど、鉱物的にも空気感としてもとても美しいです。まるで作り物のように石肌に照りがあって、その透明感にびっくりします。
「静謐」、という言葉が似合うこの石は、やはりどこか神聖な雰囲気で横たえていて、非常に清らか。白という色はもともと神聖さを感じる色ですものね。+雪のような色がしんしんとした純度を感じさせるのかも。
また、とても綺麗なイシスフェイスをもっているのですが、サイズもあるゆえか、やはり女神性を感じる石だと思います。
こういった寺院タイプの石は通常のクリスタルとはまた異なり、内側にもっている光にボリュームがありますし、内側に「小さな神殿をもっている」という感じがします。ですので、「置くクリスタルの神殿」としてもおすすめです。
とてもとても清らかなものを持っている結晶です。こちらの背筋まで伸びるような、非常に凛として、澄んでいて、美しい石。クリアさ+神聖さを感じる石。
フィーリングのある方、ぜひご検討ください。
こんなに透明感のあるBigサイズのマニカランとしても価値のあるものです。
- Detail
北インド、マニカラン産
78×58×56mm
389g
*ページ下部に動画をご用意しています。BASEアプリよりご覧の方はこちらのリンクよりどうぞ。
https://youtu.be/DJqMQLBSdnE