Nirvana Quartz「Rahotsu」(ヒマラヤンアイスクリスタル)
¥56,000
SOLD OUT
- 店主's memo
こちらは11月に海外からオーダーした石たちのひとつです。
セラーの彼が持っていた石たちはどれも「ああ、わかる…」というような、店主ととても似たようなセンスや、石たちへの愛情が感じられて印象的でした。ひとつひとつにストーリーがあって迎えたのだろうな、というような。
今月はそんな直輸入ストーンたちもご紹介していきます。
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こちらは「ニルヴァーナストーン」の名でお迎えしたアイスクリスタル(蝕像水晶)。
地中の熱水などに溶かされることによって全体が丸みを帯びたとげとげの姿になっています。
ニルヴァーナストーンはもともとインドのマニカランで産出するピンク色のアイスクリスタルですが(氷河が溶けた場所で発見されたといわれています)、ヒマラヤ山脈で産出するアイスクリスタルは同じように呼ばれることが多いようです。
こちらの産地はネパールで氷河の跡で採れたものかどうかまでは不明なのですが、仕入れ名をそのまま使ってみますね。
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この、ファセットのみならず全体が丸くとげとげに溶かされた姿…たまりません。
店主はもともと溶け水晶が大好きなのですが、その多くはギザギザだったり、表面に細かに浅く蝕像痕を残すものがほとんど。
ですが、こちらはまるで仏さまの螺髪(らほつ。大仏さまのあのブツブツの頭です笑)のように丸みを帯びた部分がクッキリとたくさん隆起するような形で溶かされていて、とても不思議です…一体、どのような環境だったらこのような姿になるのでしょう。
(写真よりも動画の方が凹凸の様子がわかりやすいかも知れません。小さな丸い山がぼこぼことたくさん隆起しているような石肌になっています)
このタイプのアイスクリスタルはとてもとても稀で、やはり他の蝕像水晶とは区別したいなと思いそのまま「RAHOTSU」と名付けてみました。NIRVANAとは涅槃のことですし、石によっては本当に大仏さまのようなお姿をしています(笑)
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実はこのRAHOTSUタイプ、今年の新宿ミネラルショーでも1点だけ同じものを見ていたのです。
今回ご紹介しているものよりももっともっと大きくて、ブツブツ、ゴツゴツとした姿が大仏さまのようで本当に神々しくもあり、また初めて見る石だったのでとてもこころ惹かれました(プライスの関係で見送ってしまいましたが。笑)。
一体、どんな風に溶けたらこんな形になるのだろう?
それ以来、ずっとあのタイプをご紹介できたらいいなと思っていたのですが、今回のセラーの元でようやく出合うことができたのでした。
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RAHOTSUたちが何故このような形で蝕像をうけたのかは謎です。
このグループは知っている限りではパキスタンの山脈でも発見されるのですが、今回の2点と同じく不思議とみんなBIGサイズで、中にはかなり巨大なものもあります。
蝕像水晶についてはこれまでも色々と書いてきましたが、通常、クリスタルはかなり高温の熱水でない限り溶けたりしません。ですので、これらはいつも「火と水」の洗礼をうけたような、またそのちからを記憶したようなパワフルさを感じます。
蝕像水晶の多くは、内側を露出していることもあってやはり通常のクリスタルとは異なるパワーを感じます。石にもよりますが、よりパワフルなものといいますか、もとは同じ水晶なのだけど放っている響きに違いを感じます。
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このRAHOTSUグループは、とにかくパワフル。
まるで光の波がわーっと押し寄せてくるような(?)そんなイメージすらあります。パワーという意味では最も頼ることのできる石のひとつだと思いますし、実際、石が放っている光の響きはとてもとても強いように感じます。
それはきっとこのブツブツの螺髪のような形状と、高温の熱水を受けて育った環境ゆえで、ものすごく「光を放射している」という感が強い石です。実際に重量もありますし、とにかくパワフル。
また、水晶そのものはクリアなのだけど、持っている響きは「ギリリ」っとした感じで、やはり通常のクリスタルとは異なるものを感じます。それこそ螺髪のようにねじれて密集させた点たちの光がそれぞれ光を放っているような。。
石たちのスペースに鎮座してもらっても他の石の光を強めてくれそうで、そこにあることでひとつ力強い光の柱が生まれるような気もします。
手にしていると自分がもっているエネルギーの場をまるごと清めてくれそうな、広がりがある力強い光をもっています。
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とても長い文章になってしまいましたが、以下それぞれの文章になります。
2点のみ。とても珍しい石なのでこころ惹かれる方はぜひご検討されてみてください。
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こちらはもう1点より100g近く重量がり背丈のある結晶で、トップと根元に粉をまぶしたようにグリーンのクローライト(緑泥石)を内包しています。
虹石屋でTwo Faceと呼んでいる、2つのファセットが正面に並んだタイプで、正面は幅が狭い面に向いています。
実際、重量もかなりのものなのですが、この石がもっているものはただただパワフル。
ギリリっ、とした力強い光の響きをもっていて、ツブツブのひとつひとつが光を放ってそれがひとつの石のオーラになっているような、そんなイメージ。
男性的で勇ましくて、迷いのない光を体現しているような、非常に頼れる石です。
そうかといってとっつきにく訳でもなく、ただ本当にパワフルだなーという印象で、何といいますか光の激流(?)を結晶化したものをそのまま手にしている感じ。
パワフルな純化の響きをもつ石です。不純なものを光の響きで燃やしてくれるような、そんな力強さをひしひしと感じます。もう1点もそうですが、ここまで純粋に外に放つパワーを感じる石ってそう多くはありません。
力強い光のおともに、ぜひどうぞ。
- Detail
ネパール産
122×59×36mm
488g
*ページ下部に動画をご用意しています。BASEアプリよりご覧の方はこちらよりどうぞ。
https://youtu.be/r-gpqVa8JJs