虹石屋

- 店主's Memo


先日に続いての登場。
渋く美しい高千穂産の天照石（てんしょうせき）。

前回は「仕入れ元にも3点しかなく」と書いてしまいましたが…すみません、まだ御座いました（笑）ので、これは！と思い新たに2点をお迎えいたしました。

前回の2点はブラック＆グリーンの色調でしたが、今回はホワイト＆グリーンが基調となっています。

どことなく温かみやぬくもりを感じる優し気なトーンで、ヒスイと雰囲気が少し似ているな、と思います。

天照石の魅力はやはり高千穂という背景と、古代日本や日本神話を想起させてくれるバックグラウンドだと思います。

そして、石としてもとても癒されます。
こちらはヒスイのように深く沁みこみつつ、奥にある硬いものにまで響いてくれるような感覚。遠赤外線を出していることから癒し効果としてお風呂に入れる方もいらっしゃるそうです。

とても美しく磨かれたラウンド型ポリッシュですので、置いておいても絵になります。
（２）の方はフチどり部分に僅かな天然のカケがございますので、動画などでご確認ください。

渋みのなかにある、落ち着きと深さと美しさ。

希少な石でもありますので、今回も気になる方はおすすめの石です。

以下、前回の文章を加筆修正したものです。

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日本神話や天孫降臨の舞台。宮崎県高千穂で産出される天照石（てんしょうせき）。

天照石は最近になって仕入れ元に入ってはきていたのですが、今回こちらの美しい磨き石と出会ってビビ！っと一目惚れしてしまいました。

天照石は高千穂の日之影でのみ採れる石だそうで、白、黒、グレー、褐色などの色合いが混ざり合っているのが特徴。
神居古潭石と同じく、落ち着いた色調がベースとなっている石ですね。

なんでも2億3千年前に生まれたともいわれているそう。
もともと火山活動の影響で生まれた岩石帯だそうですが、調べると隕石由来の物質も検出されるという話も見かけました（真偽はわかりません笑）。

地元の人々からは心身の不調を癒すちからのある神秘の石として大切にされてきたそうで、天照石は人体にとても有効な値で遠赤外線を出しているそうです。

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色々なうんちくを抜きにしても、天照石という素敵な名前、日本神話の舞台である高千穂という産地、そしてこの深みのある色合いは理屈抜きにこころ惹かれます。

高千穂や日本神話にからめて、そこから浮かぶキーワードのシンボル（象徴）としてこの石をお迎えされるのもとてもいいと思います。
やはり古代日本に想いを馳せてみたくなるような石だと思えます。

個人的にはアパタイトといくつかの点が似ているな、と思う部分があるのですが、こういったタイプの石というのは「骨」に響いてくるような感覚があります（物理的にも抽象的にも）。

肌の下にある骨子骨格となっているものの領域。
それを綺麗にクリーニングして、癒してくれそう。

また、この落ち着いた深い森のような色合いは、見ているとこころの中にある静けさに触れてくれそうです。

明晰性や、クリアさを得たい時、自分自身にグラウンディングしたい時にも、とてもいい石だと思います。
波紋の下にあるクリアな湖面を見せてくれるような石で、手にしての瞑想などにもおすすめです。

日本という大地を形成している微細な粒子たち。
そのさまざまなピースが混ざり合って象られた癒しの石です。

静けさのなかに不思議な魅力を感じる和の石です。


- Detail


宮崎県、高千穂、日之影産

（１）

56×56×19mm
120g

（２）

54×55×19mm
114g

＊ページ下部に動画をご用意しています。アプリよりご覧の方はこちらよりどうぞ。

https://youtu.be/2K1WhPd_EYg