ダルネゴルスク産ブラックツリークォーツ、タントリックツイン(ソウルメイト)
¥28,000
SOLD OUT
- About Crystal
極東ロシアの「石の森」。珍妙な石たちを産出するダルネゴルスクの見事なTree Crystal。
根元が1つ、先端が2つに分かれている「タントリックツイン」の結晶で、結晶の背丈と大きさがほぼ同じの「ソウルメイト」とも呼べそうです。
そのマザークリスタルを母体に、パイプオルガンのように子ども結晶たちが育っています。
ヘマタイトなどの付着によって全体はブラックの姿に。
カルサイトもしくはシデライトと思われる白い鉱物が苔のようにびっしりと共生しています。(ここにはマイカ(雲母)と思われる鉱物も)
根元にははっきりとした成長干渉(インターフェレンス)の切れ込みが入っています。
非常に珍しい、ダルネゴルスクのBigサイズのブラッククリスタルです。
- 店主's Memo
ひと目見てびっくりしてしまったこの石。。
ダルネゴルスク、その地底の森の王さまのような姿のクリスタルです。
仕入れ元によるとヘマタイトやマンガンが付着することでこの色になったそうですが、モリオンともスモーキーとも違う黒い姿は、何とも言えず味わいがありますね。
鉱物的にはタントリックツインでもあり、クラスターっぽい部分もあり、、
なんと表したらいいだろうと思ったのですが、この石はまさしく樹木だな、と感じて「ツリークリスタル」としました。
苔のように覆っている鉱物も、枝のように伸びている子ども結晶たちの姿も、まさしく樹そのもののよう。ダルネゴルスクという、石の森のような神秘の場所にとても似合います。
(余談だけれど、やはりポルトガルのパナスケイラも「樹」そのもののようなクリスタルがあり、内モンゴルも然りですが、これらの産地は互いに繋がっている兄弟のような脈に思えますね)
そしてこの樹(石)は双樹なのです。
根元は綺麗にひとつになっていて、中腹あたりから2つの結晶に分かれている、タントリックツイン。
タントリックツインやソウルメイトクリスタルは名前の通りロマンティックな文脈で語られることも多いですが、これらの石はアンドロギュヌス(両性具有)のように自分の中に内在している2つのエネルギーを和合、融合させているバランスと調和のちからのようでもあり。
2つのものが葛藤することなくひとつとして融和しているように、美しい姿で(とこの石は子どもたち)ハーモニーを感じますね。
黒い姿でこのロングサイズですが、ぐいぐい迫ってくる迫力のようなものはなく、見た目とは裏腹に、どちらかというと静かで悠々とした、優し気な石、という印象です(やはり樹ですね笑)。
だけれど、エレメントとしては不思議と「水」も感じます。
そういう意味では少しベトナムやラオスの水晶と雰囲気が似ているのですが、澄んだ静かな淡水、ちょうど洞窟の奥にひっそりとある清らかな水場、という空気感を石そのものからは感じます。
ダルネゴルスクという場所、樹のような姿、黒い色、タントリックツイン…さまざまなものを重ねられそうです。
もしもさざれ石を適量お持ちの方は、器やカップにサザレを張って、この石を立てておくとよいかも知れません。きっと石のマザーツリーのように、とても素晴らしい存在感でそこにいてくれると思います。
ダルネゴでこのサイズの水晶は本当に貴重、というか店主も初めて見ましたので、鉱物collectionとしても。
素敵な出会いとなりますように。
- Detail
ロシア、ダルネゴルスク産
180×38×34mm
286g
*ページ下部に動画をご用意しています。アプリよりご覧の方はこちらのリンクからどうぞ。
https://youtu.be/4WaD0XhhTto