ロシア産ユーディアライト
¥20,000
SOLD OUT
【 About Crystal 】
暗闇で燃えるような深いワインレッドの色、美しいユーディアライトのルース。
一説には12以上の元素を含むといわれていますが、こちらも白と黒の成分(ネフェリンとエジリンといわれています)が美しい模様を描いている逸品。ひかりの角度によってピンク~鮮やかなレッド、部分によっては虹の虹彩のようなホワイトなどのレッセンスが浮かび上がり、表情豊かな色彩と光の世界が美しく、惹きこまれます。
【 店主's Memo 】
ユーディアライトはいつかご紹介したいなとずっと思っていた石でした。この昏(くら)く妖しく燃えるような赤紫は、ユーディアライトにしかない濃厚さだと思います。雰囲気としてはルビーにも似ていると思うのですが、ユーディアライトはもっと血に訴えかけてきそうなほど濃厚。こちらはサイズもしっかりしたルースで本当に美しいです。
この石にしかない紅い深みは何だろうと感じてみるとき、それは「嘘偽りのない赤」といった感覚で、躊躇も恐れもなく本質に触れ、その周りにある暗闇に触れることすらいとわない手のような感覚。ユーディアライトは明るくハッピーな石というよりは、その人がそこに「ある」ということにすら気づいていない暗闇やトラウマ的な領域にためらいなく手を伸ばして、その奥にある本質の輝きを見せる石という感覚があります。
(これはもしもクリスタルワークとして望むならということで、普通に鑑賞する分には大丈夫です笑。また産地のひとつであるコラ半島には「祖先が外敵から民族を守るために戦ったときに流れた勇者の血がユーディアライトになった」という伝承があるそう。別名「勇者の血」)
そんな意味では厳然としていて、以前「薔薇の女王」という名で同じくロシアのスティッヒタイトをご紹介しましたが、ロシアの赤い石ってどこかとーても高貴で、威厳ある女王が身につけていそうな雰囲気ですよね。
この深く濃厚なワインレッドはそれを覗いていると血の中にあるとても古いもの、自覚もできないような奥まったものにまで反応していくような感覚です。ある意味では自分の中にある「小さな恐れたち」の部分がざわめくようなパワーをもった石だと思います。ユーディアライトはとてもとても強い石だと思いますが、同時に本質的な慈愛をそなえた母親のような眼差しも感じます。インドの女神でいったら「カーリー」みたいな石かな?
と色々書いちゃいましたがシンプルに美しい石です。フォトでご覧頂ける通りの美しい赤と佇まいで、全部を映せている訳ではないのですが、とにかく濃淡あるレッセンスの表情が綺麗です。眺めていると惹きこまれてしまう。ユーディアライトのこんな美麗ルースはレアなので、どうぞお見逃しなくです。
【 Detail 】
ロシア産
ユーディアライトルース
46×30×7mm
20g
※綴っていることはあくまで店主の感じ方ですので、お迎えされた方はどうぞ自由な感じ方でこの石と触れ合ってみて下さい。