ヴィクトリアストーン(飯盛ストーン)
¥4,500
SOLD OUT
【 飯盛ストーンとは? 】
飯盛ストーンは放射性鉱物研究家・飯盛里安博士が研究製造した人造宝石です。
博士が製造した多くのコレクションには「ヴィクトリアストーン」や「メタヒスイ」があり、「IL-Stone(飯盛ラボストーン)」の名で主に海外のコレクターから人気を博しました。
これらの人造宝石は石英(クォーツ)を主な原料としてフローライトやカルサイト、フェルドスパーなどを配合して化学成分を定め、さらに顔料や晶化剤などを加え1400℃の高温で溶かし、数日をかけて冷やすことで製造するようです。
ヴィクトリアストーンはセラフィナイトやチャロアイトにも似た美しい色模様を描いたものが多く、メタヒスイは翡翠を美しく摸したもの。
博士は1982年に97歳で亡くなり、1990年初めごろまでラボが続いていたもののそれ以降製造されることはなく、飯盛ストーンはコレクターなどから流通されるのみのレアな存在となりました。
2019年には海外の研究者がヴィクトリアストーンの再現に成功し、これらは「スターバース・ストーン」と名付けられたようです。
【 About Crystal 】
こちらは国内生産の美しいヴィクトリアストーン。
シルバーがかった上品なピンク色をしており、セラフィナイトに似た模様の光が濃淡をつけながら浮かんでいてとても美しいです。角度によってさまざまに芸術的な光の模様を魅せてくれます。
【 店主's Memo 】
初登場のヴィクトリアストーン。
博士が生みだした人造宝石、というだけで何やらとても惹かれてしまいますが、こちらはとても気品を感じるピンク色の原石。天然物ではありませんが、石も、環境を整えてあげればこんなに綺麗な逸品が生まれるのですね。
天然石ではない、というところから当時の日本ではあまり人気が出なかったそうなのですが、ヴィクトリアストーンは素直にとても美しい石です。例えば機械であってもそのすべてのエレメントはもともと地球から産まれていることを考えると、人造宝石には人造宝石の美しさや物語性を感じます。
こちらはセラフィナイトによく似た光の模様をしており、さながらピンク色のセラフィナイトのよう。さまざまに魅せてくれるその表情が美しいです。
非常にレアなヴィクトリアストーン。とりわけ気品を感じるものを一点だけお迎えしました。鉱物コレクションとしてもお勧めです。
【 Detail 】
日本国内にて製造
飯盛ラボ・ヴィクトリアストーン(il-Stone)
ピンク原石
31×20×3mm
4g