虹石屋

【 モンドクォーツとは？ 】


「タンザニア・マスター」とも呼ばれる、アフリカ・タンザニアのクリスタル。

その中でもモンド・クォーツは2017年に発見された新しい鉱山のもの。その光のつよさとマスター性から、鉱物コレクターだけでなくヒーリングミネラルとしてもとても話題になったクリスタルです。

Mondoはアフリカ大陸の東側、ヴィクトリア湖のすぐ南に位置する高地。
ここは「ケニア・ドーム」と呼ばれているエリアだそうなのですが、「グレート・リフトバレー」と呼ばれる大地溝帯と海洋プレートが重なる、地殻変動が活発な地域でこのクリスタルは生まれます。
地質的学的なことからなのか、水のエネルギーを含んだものが多く、地下の熱水などによる蝕像を受けて溶けたようなものも沢山あるのだとか。

ロシアン・レムリアンとも比較される「マスタークリスタル」としての波動の高さが魅力のモンドですが、タンザニアのクリスタル自体、小さなものが若干市場に出回る程度のレアクリスタルで、大きくしっかりとしたポイントのものは非常に稀です。

モンド・クォーツは新しく発見されたものですが既に輸出制限がかかっているとのことで、尚のこと。クオリティのよいものはほとんど見かけなくなってきているようです。

新しい鉱山から新しいクリスタルが発見されるタイミングは店主は偶然ではないと思っていて。
たとえばロシレムが9.11の翌日に発見されたように、地球からの素晴らしい贈りもの（それは大切にすべきものですが）である鉱物の意思、その大地や地中にかかわるスピリットや大きなものが、その扉を開けるタイミングを人類の意識に合わせてオープンにする、みたいなことってあるのではないかな、と思います。

その意味ではモンド・クォーツはより新しい時代に向けた・今に必要なクリスタルと云えるのかも知れませんね。


【 About Crystal 】


こちらはとてもクリアでカタチの整ったモンド。
他のクリスタルの剥離痕などは見られますが、これまでの野性味溢れるモンドと比べると、全体的に均整のとれた透明感のあるすっきりスマートさんです。お顔立ちも凛々しい。

モンドクォーツ特有の、水滴を垂らしたようなサークル状の蝕像模様。そして不思議に斜めに刻まれているラインが素敵。

このクリスタルには「正面のファセット」というものがなく、二つのファセットが真ん中を向いています。それを挿むように、左右には過去と未来を表す二つのタイムリンクが。さらに背面にも、ひとつの平行四辺形があります。
（いつも思うのですが、後ろの場合は何リンクと呼ぶのだろうか。笑）

もうひとつの結晶が背面に接面しているのも、意味深で素敵です。

艶のある石肌が美しく、けれどモンドらしくどこか力強い。
比較的しっかりしたサイズで握るのに丁度よく、親しみやすいマイルドなモンドクォーツです。


【 店主's Memo 】


モンドクォーツは「タンザニアマスター」と呼ばれるだけあって、石によってはとても強い光と意思を感じるものも多いのですが、こちらはその中でもマイルドで、とても手に取りやすい魅力があります。大地的で素朴な「モンドらしさ」もしっかりとあり、「野性の中の美」といった印象でしょうか（笑）モンドの中ではとてもクリアな石だと思います。

「CHRONOS（クロノス）」とはギリシャ語で「時」を表す言葉ですが、二つのタイムリンク、そして二つのフェイスが正面を向いているのがとても意味深で、神秘的。

過去と未来、二つの流れがひとつに向かっているようでとてもロマンを感じるフォルムをしていますね。それゆえ、通常6つの面から成るクリスタルのファセットも、この石の場合は8つの面があるように見えます（背面を合わせると9つ）。

多次元的で、並行的。パラレルな時の流れたちを感じる立体ですねぇ。。。
なんだか神秘的です。バラバラだったすべての時間がひとつに集束・統合していく動き。過去と未来の統合、またはもっと別の世界で過ごした時間すらも、ひとつに体現してくれているような姿。

モンドの野性感と多次元の宇宙観がミックスされていて、なんともいいですね＾＾

モンドクォーツはクリアであっても、どこか鉄分を含んだような重厚感、力強さを感じます。大地的な響きというのかな、それから水のエレメントも。
瞑想のお伴、モンドのクリスタルパートナーとしても、素敵に活躍してくれることと思います。


ご縁をお待ちしております。


【 Details 】


タンザニア・モンド産出
Mondo Kondoa District, Dodoma Region

モンドクォーツ
ダブルタイムリンク（過去＆未来）

77×25×20mm
59g