「ラピスラズリ」 スラブ磨き石
¥15,000
SOLD OUT
~About Lapis Lazuli.
こんなにポピュラーな石なのに初登場のラピスラズリです。
ラピスもいつかご紹介したいなぁと思っていたのですが、意外にこれだ!と思えるものとの出会いって稀で、今回とても素敵なタンブルと出会えたので嬉々として連れて帰ってきました。
ラピスラズリはなかなか複雑な条件で生みだされる鉱物なのですが、主成分、ベースとなるのは同時にUPしている「ラズライト(青金石)」になります。
ラピスの場合はそこにソーダライトやカルサイト、パイライトなどが溶け合ってひとつになったり、混合したもの。高温の熱作用などでさまざまな鉱物がミックスされた石と言えそうですが、誕生するにはいくつかの条件が揃っていないとですので、産出される場所はアフガニスタンなど限られた場所でのみ。
人類との付き合いもとても古い石で、「いわれ」や逸話がたくさんありますし、それだけで物語性を感じる石だと思います。古代の人々がこの「ラプスブルー」とも呼びたいような崇高な青に特別なものを感じたのも、わかる気がしますよね。
「ラピスラズリ」という素敵な響きの名前は「青」を意味するペルシャ語と、「天」や「空」を意味するアラブ語が語源だそうで、和名では「瑠璃」と呼ばれています。
~About Crystal.
ラピスらしい濃くて深いブルーをたたえた、スラブ型の磨き石。
表と裏で見せてくれる表情が異なるのですが、片面は鮮やかなラピスブルーが広がっていて、そこにパイライトの金色粒子が星のように散りばめられています。
白い模様はカルサイトのようです。
もう片面はラピスブルーの地色はそのままなのですが、ちょっとむせかえるほどにパイライトのゴールド粒子たちが散りばめられています(笑)それゆえ片面はより鮮やかではっきりしたブルー、もう一方は渋い金色の成分がとても多め、という印象。
ラピスの美麗なタンブルってあるようでなかなか見かけず、今回サイズ、色合いともに素敵なものを迎えられました。
美石やインテリアのレイアウトとしても、チャクラに載せてのワークなどにも、様々なシーン・場所で活躍してくれると思います。握っての瞑想にもちょうどよいサイズ。
ラピスってそのままで美しい鉱物ですが、タンブルにするとまた素敵なフォルムとしての魅力や物語性を感じますね。
~店主's Memo.
ラピスも個人的に好きな石なのですが、この石から感じられるキーワードってやはり「明晰さ」のようなもので、
明瞭さ、明確さ、境界線、ハッキリした思考や意図、決断力、スッパリと決めること、などをただただ感じてしまいます。
それは「冷たい印象」ということでは全くないのですが、この深いブルーゆえなのか、「意識をクリアにする」「意識が冴える」ということをとてもサポートしてくれますよね。
言ってみれば「私」というものの輪郭をより明らかにするもの。
また健全な境界線の確立、のようなもので。
ラピスラズリの色の響きには「形」や「線」などのイメージを感じます。
そのものの存在のカタチを露わにして、浮き彫りにしてくれるような感覚が個人的にはあるのですが、それが古代では何か崇高なものと結びつけられたんじゃないかな~などと思ってみたり。
ある種の青を見ていると「血のような青」、という言葉が浮かぶことがあるのですが、この濃くて深いブルーは、何か特別なものとしてこころを惹きつけられますよね。
ラピスって個人的には(そのかかわりや歴史から)とてもエジプトをイメージしてしまうのですが、王族の血脈のことを「Blue Blood」なんて呼ぶことがあるけれど、このラピスの青はどこか高貴で、そして境界線、「私は私である」ということに繋がっている色なのかも知れません。自分自身の意思を思い出せるというのかな。
ラピス自体が高貴でとっつきにくい石ということでは全くないのですが(笑)必要な時にとても手に取りたくなる石というか、本能的に求めることもある石。もちろん、日々の生活の中にいることで美しい何かを投げかけてもくれますし。
ともあれ、ラピスってシンプルに物語性を感じさせてくれる石ですよね。
もしもラピスにとても惹かれる時って自分の中の何か、古い物語やあるエネルギー、流れが動いている時かも知れません^^
ご縁をお待ちしております。
~Details.
アフガニスタン産
ラピスラズリ・スラブ型磨き石
69×49×18mm
122グラム