カルール産エレスチャルアメジスト(水入り) ~Karurの精~
¥7,500
なら 手数料無料で 月々¥2,500から
- 店主's memo
(新宿ミネラルショー2025アイテム)
南インドのジャングル地域、カルール産の美しいエレスチャルアメジストです。
今回のショーではこのカルールの石たちを数点お迎えすることができ、店主の「推しストーン」のひとつになっています。
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毎回書いてしまっていますが、店主はカルールの石がとても好きなのです。
カルールの石はユニークなエレスチャルが多く、「生きもの感」を感じさせてくれるのもポイントです。
ロシアのダルネゴルスクや内モンゴル、ポルトガルのパナスケイラなどと同じく、カルールにはカルールにしかない独特の深みがあるように思います。
また、この産地の水晶やアメジストたちは「古めかしさ」を感じさせるのも、ひとつの特徴ではと思います。
カルールのアメジストの特徴はタンザニアのそれととてもよく似ているのですが、これらの石はパンゲア時代---大陸がまだひとつだった頃に生まれ、のちの大陸移動によって分かたれたものなのではという説も。
もしもそうならばやはり非常に古い石たち、ということになります。
南インドの石はそこまで出回らないレア産地のひとつですが、ユニークな石たちが多くきっと国外へ出ていないだけで素敵な石たちがたくさんあるのだろうな、と思います。
以前南インドを旅していた時、どこまでも続いているような荒野や岩山の中をひたすらオンボロバスで移動していたのですが(何しろ本当に広いのです)、あそこでならばまだ見ぬ石たちがたくさん眠っているのだろうな、と思います。
そんな南インド、という産地もおすすめポイントです。
以下は個別の文章になります。
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こちらはこの美しい結晶形に惹かれてセレクトしました。
とても綺麗な三角形のウィンドウ(スケルタル)が各面に何層も織られている姿がなんとも素敵。ファセットの均整もとれていて、パープルの色合いもところどころからしっかりと出ています。
また、とてもわかりづらいのですが、とりわけホワイトの成分が満ちている大きな面(正面ファセット)のちょうど真裏の面。ここに2つほどのお水が確認できます。
かなりよく探さないと発見できないと思うのですが、その柱面のあたり(こちらは根本の方から見ないとわかりません)、それからファセットの右下部あたり(こちらは隣の面から見るとわかりやすいです)に小さな水泡がわずかにスライドするのが確認できます。
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とってもユニークなこの結晶。
エレスチャル好きのこころをくすぐるような、奇怪で可愛らしい生きもの感がありますね。アメジストの紫もしっかり出ているのもポイントで、+水入り。見応えたっぷりな1点です。
カルールのエレアメにはやはり石の精が宿っているような、そんな温かい生命感があります。(水木しげるさんの世界観でいったらキジムナーのような?)
カルールの愛らしい宝ものとして、ぜひどうぞ。
- Detail
南インド、カルール産
55×45×45mm(高さ×横幅×奥行き)
92g
*動画はページ下部より。BASEアプリよりご覧の方はこちらのリンクをご参照ください。鉱物的特徴、お色味や自然な欠落部分、カケなどは写真・動画でご確認ください。
https://youtu.be/4HglUAxwR5o?si=FpLdUlZWwIPQDevB
*ご注文に関するご注意事項。お目通し頂けますと幸いです。
https://nijiishiya.thebase.in/blog/2023/10/19/230857